天印星は子育てができない。
…といわれることについて、
イマイチぴんときません、とおっしゃる方がおられるのですが、
これは、天印星を持つ方の子育てをよくよく観察していると、その意味が分かるのではないかと思います。
できれば、
ある程度の年齢になっている、きちんと育っているお子様と親の関係と、
天印星のある親と、その子供の関係を、観察し、比較すると、そこにどういう問題があるか、おそらく気づくことができるだろうと思います。
ネットなどで算命学についてぐぐると、
割と簡単に、シンプルな言葉で書かれることが多く、
それをみて、「本当はもっと詳しい説明があるけれど、ネットだから端折って書いてあるのだろう…と、思う方が多いのですけれど、
観察して、それがどういうことなのか、
生々しい体感をもって捉えると、
実はその「シンプルな言葉」がすべてを象徴していることに気づきます。
それと同じように、
「天印星は子育てができない」というのも、
それをリアルに観察すると、
それがどういう意味なのか、
それがどういう現象を意味するのか、
なぜ、そういう現象が起こるのか、
…ということを、
動かしようのない、疑いようのない、
厳然とした現実の中に見ることができます。
もちろん、天印星があっても、
子育てがある程度きちんとできる条件があったり、
あるいは、先祖の恩徳のおかげで、それでも助けられて立派に子供が育つことはあるので、
天印星に起因する子育ての問題が、
そのまま子殿も成長に影響を及ぼすケースばかりではないのですが、
天印星という星の構造上、
つまり「赤ちゃん」という星を持ちながら子育てをすることが、
親にとっても子供にとっても負担が大きい、という認識はおそらく必要で、
その意味でも、気になる方は、一度、
天印星をもつ親とその子供の親子関係と、
子供が立派に育った親と子供の親子関係を、
比較・観察して、その現実・現象を体感として捉え、腹に落として理解しておくことが望まれるように思います。
なぜ、比較・観察が必要なのかといえば、
天印星をもつ親とその子供だけを見ているだけでは、そこに問題があることにまるで気づかないからです。
実際、天印星をもつ親御さんで、
ご自身でそこに問題があることに気づいている方は稀です。
これはなぜかといえば、
傍目には、というか、カタチ的には、
天印星をもつ親と子供の関係はときに「絵に描いたような理想的な親子」に見えるもので、
少なくとも、その子育てプロセスにおいては、親子の間で問題が起こることは稀だからです。
こうして書くと、
若い方、子育てをしたことがない方は、
それは大いに結構なことじゃないですか、
問題がないならいいんじゃないですか。
…と、思うかたが多そうですね。
けれど、
実際に子育てをして、真っ当にお子様を育て上げられた方であればお気づきと思いますが、
「絵に描いたような理想的な親子」
…という点に、実は問題があるのです。
どういうことかといえば、
子供が育つ、人間として出来上がる、ということのためには、親と子供のガチンコのぶつかり合いが不可欠であるということをいっています。
ガチンコで叱る、
ガチンコで語り合う、
ガチンコで取っ組み合いをする。
今時の教育論とは相入れないかもしれませんが、
子供というのは「壁」にぶつかり、「壁」を乗り越えることなくしては立派な大人になどならないもので、
その意味で「友達親子」、
天印星の親と子供の関係には避け難い問題が孕んでいると言えるのです。
これは、天印星の子育てに救いがない、という話ではありません。
そのことに、気づくことができれば、
配偶者の手を借りる、あるいは習い事などで厳しさを与えてくれる存在を選ぶ、など対応ができるからです。
多少、踏み込んだ、センシティブな内容で恐縮ですが、このところ、天印星✖️2の親御さんのお子様が不登校になっておられるという話が重なりましたので、ちょっと書いておくことにした次第。
なお、天印星でなくとも、
身弱の星で、かつきちんと子供を叱らない、叱れないケースも同様の問題を孕む傾向にあるので、多少、注意が必要です。
これも、観察・比較・検証されるとわりとすぐにその現実が腹落ちするのではないかと思います。
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