車騎星・牽牛星という働き者の星がありながら
働き者ではない人は、
何かどこか、間違っていると分かります。
玉堂星という智慧に支えられた貫索星でありながら、屁理屈を頑固に主張するような人は、
適切な学びを重ねてこなかったおかしな人だと分かります。
禄存星・司禄星なしに、玉堂星などで人の中心に立とうとする人は、
そこには下心、二心があること、
三奇星が揃いながら、主体性なくいつも誰かとつるんでいる人は、まるっきり陽転が難しいと確信をもっていうことができます。
さて、たぶん、
異常干支と中殺が重なっている人、
それに加えて天胡星をもつ人であれば多くの人がそうだと思いますが、
私は以前から、
その人物が何を考えているか?
その人物がどういう人間か?
その人物が今後どういう軌跡を辿っていくか?
(=数あるパターンのどれにはまり込んでいくか?)
…ということを予測することが得意でした。
同じ要素を持つ友人が、
同じように予測(予言?)を的中させたときに、
「なんとなく分かった」
「ただ、明らかに分かる」
…と言っていましたが、
まさにそんな感じで、
その人が良い道にいるのか悪い道にいるのか、
その人が真実を体現しているのかどうか、
その人が最終的にどうなるのか、
…が、「なんとなく分かる」、「ただ、明らかに分かる」。
「なんとなく」だけれど、「確信をもって分かる」、というか。
算命学に出会い学んで良かったことは、
その「なんとなく分かる」ことに理屈があることに気づいたこと、
そしてその理屈を得たことで、
「確信をもって分かる」ことを伝えるツールを持てたことです。
例えば、冒頭に挙げたような「宿命をそれた人」は、
私にとっては「耐え難いほどの気持ち悪さ」を感じさせるので、
生年月日を問わずとも分かるのですが、
それでも、生年月日をきいて確認すると、
その「気持ち悪さ」の答え合わせができる、
そのことは、
自分が「分かる」その内容の落とし所というか、収まりどころを得られるようで、
私の安定にはとても役立っています。
算命学に出会う直前の頃、
私はひどく荒れていて、大切な人間関係を含めて破壊を繰り返していたのですが、
その後、算命学に出会い、思慮と落ち着きを取り戻した、
そのことをもって、
「算命学という枠組みを得られたことが、あなたにとって良い作用をもたらしているような見える」
…と指摘してくださった方がいました。
これは、
算命学に出会う直前期、
私は「どう考えてもあの人は絶対に危険で危ない」という体感があって、
言葉を尽くして全力で訴えた、
そこに理屈の裏付けがなかったために「単なる好き嫌い」「選民主義」的に退けられ、
自分自身もその確信の理由を明確にできず、
ひどく荒れた先にその人間関係を壊して飛び出した、ということがあったのですが、
その後、算命学に出会ったことで、
自分の「あの人はおかしい」という直感と、
その直感を裏付ける算命学の理屈を得て、
他人に対しても、
自分に対しても、
揺るぎなく、動じることなく、
「あの人はおかしい」ということを、明確にすることができるようになり、
それを明確にできるようになったことで、
相手がそれを採用するかどうかは別にして、
私自身は安定することができるようになった、
そのことについて指摘です。
これについて考えていたのですが、
私の「分かった、気づいた」というエネルギーは、
出口を必要としていて、
そのエネルギーが出口を得られないうちはそのエネルギーが暴れ狂って荒れていたのが、
算命学という枠組みを手に入れたことで、
そのエネルギーが出口を得て、
きちんとそれを世の中に出していくことができるようになった、
それにより、
私は、
「自分の存在意義を果たすことができて安定するようになった」
…ということなのではないかな。
いや、「存在意義」と、他人がみんな、認識するわけではないと思うのですが、
少なくとも私には、
「おかしい人」が分かる、
その「気づいたこと」を拙くも地道に伝えていくこと、に役目があり、
こうしたことは、先々、
それを「無視する」人を含めて観察したことから導かれる理論を構築して後世に残していく、
…という役目にもつながっているのではないか?
と、感じています。
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とりあえず笑顔で観察できますし。