金烏玉兎庵

目的なく出会いを求めない

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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「目的なく出会いを求めない。」
…ということは、けっこう大事なことです。

というのも、
出会いというのは、そのまま「自分を造る」ことになるからです。

自分の親しいひと5人の年収を5で割ると、 だいたい自分の年収になる…というあのお話は、
文字通り、「出会いが自分を造っている」ことを意味しており、

実際、つるんでいる人たちというのは、
年収までは見えないものの、見える範囲だけでも、
同じような顔、同じようなオーラになるもので、

たとえば、これは、
政治政党などで、 同じ政党の人が同じような雰囲気になること、
同じ企業の人をはたから見れば、同じカラーであること、
同じアイドルグループの所属員は、その所属員同士を比較すれば個性があるように見えて、
他のアイドルグループと比べれば、「あのグループっぽいよね」と同じように見えること、
…と、同じ仕組みのお話です。

その意味で 「なりたい自分」、「あるべき自分」というものが、
確固としてあるのであれば、
「出会いが自分を造っている」ことを肝に銘じて、
付き合うべき人は「こうなりたい」と思う要素を持つ人物に限定するのが良いだろうと思います。

なお、「なりたい自分」、「あるべき自分」というのが出来上がるのは、基本的に30歳以降(=東方納音以降)です。

30歳までは世の中を知り、「なりたい自分」、「あるべき自分」の選択肢を知るべき時期であり
「なりたい自分」、「あるべき自分」を造り上げていくのが30歳以降。

30歳までに様々な経験をして、選択肢を増やしておくことが出来なければ、
30歳以降、「なりたい自分」 、「あるべき自分」を描くことが出来ません。

その意味で、30歳までの教育体験はとても重要です。

そして30歳以降(実際に、「なりたい自分」 「あるべき自分」に気づくのは40代になってからの方が多いですが)、
その「なりたい自分」 「あるべき自分」を築き上げていくことになります。

「築き上げていくか」 というのは、
勉強とか、体験とか、そういうことを通して 「模索していく」のではなく、
既に捉えた 「自分の未来のビジョン」の中身を 「入れていく」、「研ぎ澄ませていく」、
…ということによって自分を完成させていくことをいっており、

その「自分の未来のビジョン」の中身を入れていく」、「研ぎ澄ませていく」ことに必要なのが、それに資する出会いであり、それに資する人間関係なのです。

逆に言えば、
40代、50代になって、「目的なく出会いを求めている」ような人というのは、

「自分の未来のビジョン」の中身を「入れていく」、「研ぎ澄ませていく」ことが出来ない人、
それに真剣に取り組んでいない人、
あるいは、そもそもの、「自分の未来のビジョン」を獲得できていない人であるといえ、

そう考えると、
40代、50代になって「目的なく出会いを求めている」ような人、
あるいは、そういう人たちが集まる場所に身を置くことが、
無益で生産性がないばかりでなく、有害であることが分かるだろうと思います。

ちなみに、「自分の未来のビジョン」がない人は、
他人のビジョンに乗っかって、それを自分の未来のビジョン」 と思おうとする傾向にあり、

例えば、「飲み会サークル」のような、目的なく娯楽感だけを目的とした烏合の衆的な集まりに参加する人というのは、
だいたい、 そうやって 誰かの「未来のビジョン」 の肥料になっていきます。

「自分の未来のビジョン」の中身を「入れていく」、「研ぎ澄ませていく」には、

価値観と知的水準を共有し、深いところに共通基盤を持つことによってのみ成立するような会話・議論ができる相手を大切にすること、
そういう相手と高め合うことに時間を費やすことが大切と思います。

これを別の角度からいえば、
30歳までは、自分がどの「深いところの共通認識」の世界に属するか、を模索する時期、
30歳以降は、自分が属す「深いところの共通認識」の世界をどれだけ掘り下げていくか?の時期であるといえます。

世界のエッジを穿つような面白いことをするには、
「深いところの共通認識」をもつフォーメーションが必要で、
30歳以降、遅くとも40代以降になれば、
そういうフォーメーションを意識して人を選んで付き合っていくことが大切です。

ちなみに、
「世界のエッジを穿つような面白いこと」
…というのは、
「自分にしかできないこと」をやることです。

人間、誰しも「自分にしかできないこと」があり、それをもって世界に爪痕を残すために生まれてきているわけで、
他人の肥料になっていたら、それはできませんね。

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