金烏玉兎庵

自分の発展、家系の発展、国家の発展

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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先日、富裕層の世界で、一家(一族)に一人ずつ医者と弁護士がいると良いといわれるのと同様に、
一家一族の発展を期すなら、一家(一族)に一人は、無形の世界の役目を担う存在が必要です。

…ということを書きましたが、
これについて質問があったのでちょっと整理しておきます。

まず、一家一族の発展を期すなら、一家(一族)に一人は、無形の世界を担う役目を担う存在が必要である、とはどういうことかといえば、

一族を構成する人たちのすべてが有形の世界のみで活躍しようとすると、
単に伸びないばかりか、どこかで行き詰まことになりますよ、ということです。

なぜなら、
私たちが現世において住む家を「陽宅」、来世において住む家(お墓)を陰宅といいますが、

家の発展を目指すなら、
「陽宅」ばかりではなく「陰宅」もキレイに手入れをすることが大切であるのと同様に、
この世界においても、家の発展を目指すなら、
有形・現実の世界=利害損得、権力の世界、実業・政治の世界を担う人と、
それを支える無形・精神の世界=学問・芸術・思想の世界を担う人の両方の存在が必要であるからです。

私たちの世代、というか、戦後、GHQ占領下で育った世代以降、
そういう陰陽のバランスの仕組みの理屈の継承が途絶えがちであるために、

この仕組みを知らず、
野放図に、有形の世界ばかり、お金や権力ばかりを目指す風潮というのが見られますが、

よくよく見まわして観察してみれば、
親も子供も、兄弟も、存命の親族すべてが利害損得、権力の世界、実業・政治の世界を担っています、
…というような家系、

というのは、だいたいにおいて「ある程度、お金はある」ように見えても、大きく発展していないことに気づかれるのではないかと思いますがどうでしょう。

このように書くと、例えば、
「みんなそこそこの会社で働いていますよ」とか、
「みんなそこそこお金を稼いでいますよ」とかいう方がおられるのですが、

そのように思われる方は、
それが果たして、「発展」なのかどうか、胸に手を当てて考えてみることをお勧めいたします。

親も子供も、兄弟も、存命の親族すべてが、
公務員です、立派な会社で働いています、会社を経営しています、働いて、お金をきちんと稼いでいます、
…というような家系、

このように、有形の世界ばかり、お金や権力ばかりを目指す家系の方というのは、
だいたいにおいて、自分の代のことしか見ていない人、
長くてもせいぜい、自分と親の代、自分と子供の代くらいしか見ていないものですが、

そういう人は、家系をぶつ切りにして自分本位で生きていくことの先に、
「運命の漂流者」、「家系の孤児」…になっていくことになります。

人間には、 生まれ持った役目、
家系において与えられた役割というのがあり、
それがまさに十二大従星に刻まれていますよ、というのが今、note(の上級編)で説明していることなのですが、

それをご覧にならずとも、
おそらくは、心を澄ませて考えてご覧になれば、
自分が自分の家系において、
有形・現実の世界=利害損得、権力の世界、実業・政治の世界を担う側の人間なのか、
それを支える無形・精神の世界=学問・芸術・思想の世界を担う側の人間なのかは分かるはずで、

それに気づかれましたら、その道をまい進されますよう。

そういえば、noteに、
三田会人脈の「超富裕層」の共通事項についての記事があり、以下の内容が列挙されていたのですが、以下のうち、

◎は、いわゆるお金持ちである人たち、お金持ちを維持する人たちの必須要素で、どれかが欠ければ自分の代ではお金持ちでも、子供の代以降、そのお金持ちであることを維持するのが難しいそうだといえます。

・生まれからしてお金持ちが多い。
〇海外で仕事をしていた。もしくはしている。
・一流大学の卒業生(そうでない人もいる)
◎必ず資産運用をしている。
〇奥様が美人で働き者(専業主婦として)
△共働きの家庭もある。ダブルインカムで年収数億円。
◎子供の教育に熱心。
◎テレビは絶対に観ない。
◎視野が広く、器が大きい。
◎人脈がしっかりとしている。
◎行動力が普通の人の10倍以上。
◎無駄遣いは一切しない。
◎健康に気を遣っている。
◎家族仲が異常に良い。
◎常に勉強・ポジティブ思考
〇SNSはまずやらない。ムダな情報は取り込まない

なぜ、そうなのか?については余裕があれば説明しますが、
ある程度、勉強している方であれば理屈が分かると思います。

ちなみに、「家系の発展」とかどうでもよくないですか?
…と、少し前に、蛇を背負った元スッチーにいわれたことがあるのですが、

なぜ、その十二大従星をもって生まれたのか?の理由、
十二大従星が示す家系の流れの中での自分の役割、
そして、その役割を果たさないと自分の発展もないこと、

…が、分かると、

◎子供の教育に熱心。
◎家族仲が異常に良い。
…が、なぜ大事なのか?

つまりなぜ「家系の流れ」が大切なのかが分かるようになります。

ただいま、
noteの上級編では、
なぜ、その十二大従星をもって生まれたのか?の理由、
十二大従星が示す家系の流れの中での自分の役割、
…について、十二大従星が生まれる仕組みと共に書いていますが、

戦後、「自分たちがお金を稼いで幸せになる」という現世志向が強まった結果、
「運命の漂流者」、「家系の孤児」となっている人たちがたくさんいるように感じられます。

本質的な発展は、「現世志向」だけでは実現しない、ということを念頭に、
家系における役割分担を意識して生きることで、
ご自身の発展はもとより、その先における国家の発展が実現できます。

富裕層家庭の習慣の型には、国家の発展の原型があります。

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