「宿命の消化」とは何かという質問があったので書いておくと、
「宿命」というのは、
自分の命に刻まれた因であり、
その因によって導かれる現実を生きること、因を果たすことをもって「宿命の消化」といいます。
こういう書き方をすると、
現代に在っては窮屈な印象を受ける方もおられると思うのですが、
世の中の、安定的な存在感を得ている人、
例外なく、正しい因果律を生きているもので、
そうした因果律を全うする在り方の先に信用と信頼を得て盤石の基盤を築いておられます。
一方、因果律を外れているような人というのは、
だいたいにおいて不安定な精神、不安定な行動、不安定な現実を生きているもので、
因果律を生きている人から見れば、
「何をしでかすかわからない｣、
「おかしなことに巻き込まれそう」、
…という印象を受けるので、
因果律を外れているような人は、
因果律を生きている人からは忌避される傾向にあります。
いや、もともと因果律を無視して生きているような、
ある意味で「破綻した人生」を生きているような人というのは､そういうひとたち同士でつるんでいるもので、
同じような因果律から外れた人たちからは、
両手（もろて）をあげて歓迎され、受け入れられるので、因果律を外れているからといって孤立無援であることは少ないのですが、
因果律を生きている人から見れば、
違和感というか、
「轍から外れた人生」、「ズレ」て生きているような不安定感があるので、
因果律を全うする在り方の先に信用と信頼を得て盤石の基盤を築いているような人からは忌避される、というお話です。
※この「一見、どちらか分からない」というトラップ🪤は、東洋史観の根幹をなすポイントです。
そして、因果律を全うする安定感は、
いわゆる半径500mの世界、「知り合い・コネ」の世界を超えて訴求力を持つ一方、
因果律から外れている不安定感は、
いわゆる半径 500mの世界、「知り合い・コネ」の世界でまわりに支えられないと存在できないので 「まわりに助けてもらう」という訴求力を持つことになります。
「まわりに助けてもらう」という訴求力…というのは、
因果律を外れた不安定な人が､ 同じく因果律を外れた不安定な人たちを集めることをいっており、
それもまた 「訴求力」であるので、
これも先ほどと同様に、パッと見には、
因果律を外れている人と、因果律を全うしている人の違いが分からないこともあるのですが、
それでも、心を澄ませながら、
○まわりにどんな人がいるか
○どんな発言をしているか
○その人物が何をつくりだしているか
…ということをよくよく観察していると、
その不安定感がまざまざと現れているので、
本人が因果律を全うしている人物であれば、すぐにその不安定感に気づきます。
車酔いをしたような、
窪んだ土地に迷い込んだような、
（風水的に 問題のある土地って、窪んだ印象がありますよね）、
因果律を生きている人からは、
因果律から外れた人に、そんな印象を受けるので、
割とすぐわかりますが、
そもそも自分も因果律を外れていると気づきませんね。。
ゆえに、
だいたい因果律を外れた人は因果律から外れた人と絡み合っていくことになるのです。
なお、先日、地位や立場が急激に上昇した場合も不安定になる、ということを書きましたが、
それと同じように、地位や立場が急激に上昇したような場合、
もともと、きちんと因果律を生きてきた人でも、そこから外れてしまうことがあるので注意が必要です。
例えば、猪瀬さんが都知事になった途端に金に転んだ、あれはまさに「地位が急激に上がって不安定になった」事例です。
くっきりと断固として、
因果律を外れた人を忌避するようになると、
人生というのが、これほどにシンプルにて分かりやすく、確かな前進を感じることができるものだということにに気づきます。
この際、忌避すべき人と、親しい人が懇意である場合はどうするか？
…といえば、
親しい人が大切な人であれば、
その忌避すべき人との縁を切ってもらう。
そうでなければ、
その親しい人との縁を切る、のいずれかしかありません。
やり過ぎ、という指摘もあろうかと思いますが、
これはある種の戦争です。
因果律というのはそれくらいの影響があります。
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