金烏玉兎庵

気づき察知したら表明すること

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

心象において「真っ黒」。

なのに、平気で戯言を繰り返すのは、
それが 「処世術」として通用する世界にいて、
その「処世術」がそれまで奏功してきたゆえのことなのだろうと思います。

いわゆるこの「心象」 が鉱山のカナリヤのような正確さもって機能するのは天胡星がある人ですが、
天胡星があるような人がそういう職場に身を置いていたら、
長くはもたないだろうな、ということを考えました。

天胡星がある人というのは、
普通の人が気づくよりもはるか前にこうした事態、
不正や不自然、矛盾といったことを察知し、
ときに、そのタイムギャップは100年、200年にも及ぶといわれます。

これはつまり、
「察知した」その時点では、その理解者は皆無に等しく、
「真実」や「正しいこと」、あるいは 「本質」を説いても、
意地が悪い、性格が悪いといわれることもありますよね、ということなのですが、

たとえ理解者がいなくても、「気づいた」 ことであれば、
それはひとまず、表明しておいたほうが良いのではないかな、と思ったのですがどうでしょう。

別に、言葉として表明するのでなくても、
例えば、音楽やら絵画やらの作品として表明しても良いのですが、
何らかの形で表明することが、天胡星の人の役目、というか。

繰り返しになりますが、
天胡星のある人が 「気づく」、「察知する」ことというのは、
基本的に「誰も理解できない」ものなので、当然に、 その気づいたことや察知したことを、懇切丁寧に表明したところで誰にも理解されません。

よって、 大上段に構えて、
気づいたこと、 察知したことを説いたところで、
褒められることはないし、下手をするとそれによって評判や地位を落とすこともあります。

けれど、だからといって気づいたこと、 察知したことを表明しなければ、
それは「天胡星」の本質たる察知力が、
誰にも知られることなく役にも立たず、
単に一陣の風のように「起こって消える!だけのものとなってしまう。

それでは、天胡星の存在意義がありませんね。

天胡星が存在しているその意味は、
「気づくこと」 、「察知すること」にあるわけで、
だとすれば、その 「気づいたこと」、「察知したこと」を何らかの形で表明しておかねばならないのだろうと思うのです。

たとえ、100年、200年顧みられることがなかったとしても、
そもそも人間の存在意義は、「顧みられる」ことにあるわけではないわけで。

この考え方は、
現代の、自己顕示欲が旺盛な人たち、
そうでなくても壮年期身強のような「現実にどっぷりはまり込んでいる」ようなには理解しがたいかもしれませんが、

たとえば、
ひまわりを描いたゴッホが天胡星の人でしたし、
相対性理論のアインシュタインもまた、天胡星の人でした。

現世にあって、1000年先の未来を観てそれを現代に生きる人たちに示すこと。
それは決して理解されはしませんが、

見るを持ち、聞く耳を持つ人には、
それはまだ見ぬ世界への興味と、その存在への期待を駆り立てる何かとして届くことになります。

その何かを届けること、
それが天胡星の役目だということの意味が、伝わりますでしょうか。

⭐︎2023年7月四週目のマガジンを公開しました🌻
https://note.com/kinugyokutoan/m/m9097fd467871

⭐︎noteメンバーシップ上級者プランはこちら:https://note.com/kinugyokutoan/circle
月額5000円です🌿毎日3,000文字以上、毎月90,000文字以上更新中📖

※再配信サイトのご案内※New!
再配信用のサイト (別館) を作成いたしましたので、
最初から学ばれたい方は、ご参加くださいませ。

note 再配信:https://note.com/kinugyokutoan2
※再配信は、2020年3月より、 専門科 師範科の内容から書き始めましたその内容です。
更新は、 上級編と同様、 毎日更新となります。

再配信の内容をちらっとご覧になりたい方は、
2020年上半期のマガジンにまとめておりますので、 タイトルなど参考にしてくださいませ。
(タイトルと一部内容は、 無料にてご覧いただけます)
2020年上半期のマガジン:https://note.com/kinugyokutoan/m/m3cfc18c6fb4a

🌷注目記事🌷

6/25 陰占の要素の現象化の仕組み 前半 Aさんの位相法条件がBさんに現象化する3パターン
https://note.com/kinugyokutoan/n/n85b71c7f081a

6/22 陰占の命式を捉える際の旺相休囚死の考え方⑬「死の命式」と客観的・自然の先の逃げ道・活路
https://note.com/kinugyokutoan/n/n18cdf445334f

6/17 格を覚えるより、命式を分解して理解する技術を身に着けるほうが大事な理由、納音・律音・大半会
https://note.com/kinugyokutoan/n/n28e63e988a4b

6/15 対冲の仕組みが分かる、環境に動乱を呼ぶ子午双包格
https://note.com/kinugyokutoan/n/n2072aae43178

6/8 陰占の命式を捉える際の旺相休囚死の考え方④ 休の命式、偏りの強い命式と入格する命式の違い
https://note.com/kinugyokutoan/n/nf968b50c4105

6/11 陰占の命式を捉える際の旺相休囚死の考え方⑦ 死の命式(=財の命式)の概要、財と不動
https://note.com/kinugyokutoan/n/ne46b7fd672f7

6/13 対冲の現象の構造と影響、対処
https://note.com/kinugyokutoan/n/nb4fe01c3c26b

6/1 立体五行の構造に立脚した天中殺の理解①
https://note.com/kinugyokutoan/n/ne474edab39e6

6/3 立体五行の構造という生成発展の仕組み、なぜ原典の理解に立体五行の理解が必要なのか
https://note.com/kinugyokutoan/n/n5c8b9c255ae3

6/5 陰占の命式を捉える際の旺相休囚死の考え方①概説、旺
https://note.com/kinugyokutoan/n/n26731837760d

5/29 市川猿之助さんの事件の考察⑨ 親子・家系の継承と名跡の継承、辰巳天中殺の消化の考え方
https://note.com/kinugyokutoan/n/n886672163fb3

5/21 歌舞伎の世界という因縁の溜まりやすい世界、市川猿之助さんの事件の考察①概説
https://note.com/kinugyokutoan/n/n4c077aed03c1

5/19 開運に向かう宿命消化④ 「気持ち」と宿命消化と環境の関係
https://note.com/kinugyokutoan/n/n7c99f0769769

5/17 開運に向かう宿命消化②「静」の宿命、「動」の宿命、大運の消化の構造
https://note.com/kinugyokutoan/n/n74061811c8f5

5/13 十二大従星が示す家系の役目⑫ 天極星、十二大従星の能力は現実世界での家系の発展に資する能力
https://note.com/kinugyokutoan/n/n05533c9dc92c

5/7 十二大従星が示す家系の役目⑧ 天将星後半、バトンを持つ人は家系の全メンバーに応援されている
https://note.com/kinugyokutoan/n/nf51288ff300f

5/10 十二大従星が示す家系の役目⑨ 天堂星 どんな局面でも「役目を果たす」先に満足と発展がある
https://note.com/kinugyokutoan/n/nbe961c47ffb5

⭐︎各天中殺の生き方について、
知っておくべき基本的な内容の記事をまとめました🌿
重陽の日のお祝い価格、3333円です。
https://note.com/kinugyokutoan/m/mfa6bb7348d9a

モバイルバージョンを終了