先ほどの続きです。
陽の因果応報についてです。
陰の因果応報は、悪因をつくり悪果にみまわれる法則ですが、
これと対になる法則として、陽の因果応報というのがあります。
善因をつくることにより、良果を得られる法則です。
よく、
徳を積むと良いことが溢れるといわれますが、それとは別。
徳を積むと当然、良いことが溢れるわけですが、これは割と積んだ徳と良いことが比例します。
実際には比例よりももう少し良い結果の方が大きいかもしれませんが、
なかなかワープしてゴールに飛ぶようなことにはならないもの。
陽の因果応報は、
徳を積んで良いことがあるという法則とは異なる、
言ってみれば、「ワープできる法則」です。
ちょっと奇異な印象を与えるかもしれませんが、
世の中を牽引していくような動きや、
世の中の調和を促進するような動きをしていると神仏の助けを得て、
努力や労力以上のことが出来、
ワープしたかのように速やかにスムーズに成果を挙げられる、
そんな法則、まわりの躍進する人たちを見ていると確かに割とよく見かける気がします。
「法則」などというと算命学から離れている印象を与えるかもしれませんが、
これもれっきとした算命学の一概念。
以下に少し説明します。
算命学による宿命の算出は、
世の中に存在する自然事象が調和的に存在し、
規則正しく運行していることを前提にしています。
言い換えれば、
時間、空間、方位、色、役割、動きなどが、
整然と調和的に存在していることが前提になっています。
それと同時に、算命学は、
世の中にある自然事象が成長していくことも前提としています。
それも、単に直線的に成長するのではなく、螺旋のように成長を繰り返しながらより高い次元に向かうことを前提としています。
まとめると、
この世における揺るぎない真実は、
調和と螺旋的成長である、
という考え方が算命学の根底にはある、ということです。
陽の因果応報とは、
この根底にある2つの真実を堅確にする、
あるいはこの2つの真実を促進するような動きをするとき、
それを後押しするような機運に恵まれ、ワープするようにモノゴトを推進することができること(あるいは結果を手にすること)が出来ることを言います。
このことを端的にいうと、
時代のエッジを突っ走れ!
ということになります。
螺旋にめぐる時代のエッジは、螺旋の一番外側の最先端のこと。
その場所には引力、厳密には遠心力が働きます。
その遠心力の働く場所を担うことで、
ワープするようにコトを行うことができる。
時代のエッジは不確かで不安定です。
追いかける先例もなく、
お手本とするロールモデルもなく、
自分が先頭を走り牽引し、のちに続く人のために盤石の道筋を築く場所。
その場所を担うことによって(陽の因をつくることによって)
陽の因果応報を顕現させることができるということです。
かなり概念的な話になってしまったので、近いうちに具体的な補足を書きます。