ちょっとしたきっかけがあって、
水牛の角のペンダントを買いました。
水牛の角というのは、
精神力を高め富を呼び、魔除けにもなるのだそうで、
調べてみたら、他にも、
「新しい仕事に挑戦する」、「事業を発展させる」、「夢に向かって前進する」
‥など、気分がよくなるワードが並んでいました。
それと知って購入したわけではないのですが、
それと知らずに手に入れた水牛の角は、
上記の状態が起こる兆し、
つまり、精神力の高まりや冨、挑戦の対象となる仕事、
発展的な事業、夢に向かいたくなる何か‥が起こる「兆し」でもあるらしく、
何かに突き動かされるように買うと決め、
どこででも購入できるわけでもない中、一店舗目で見つけ手に入れられた、
‥それが「兆し」の象徴であるなら、
それは楽しみなことだな、と思っています。
なんとなく、
現代に生きていると、「買いたい」と思ったものは買うことができるのが当然、
あるいは、売られているものであれば、お金を出せば当然に買うことができる、
なんていうか、
「買ってあげる」‥という感覚を持っている方が多いのですが、
本当に良いもの、
本当に質の良いもの、
本当に価値のあるもの、
‥というのは、「買ってあげる」ものではなく「買わせてもらう」、「買わせていただく」ものであり、
そのあたりの感覚を誤っていると、
本当に良いもの、
本当に質の良いもの、
本当に価値のあるもの、
‥を、手に入れることは出来にくいだろうな、と思います。
先日、時代論のことに少し触れましたが、
動乱期、教育期という経済的に苦しい時代を経てきた名残がまだまだ残っている人が多く、
お店の方や営業の方に対して、高飛車に高圧的にモノをいう方が多いですが、
そういう高飛車で高圧的な物言いを許してくれるのは、それなりのお店やそれなりの営業であって、
質の高いものを扱うお店、
誇りをもって質の高いサービスを提供してくれる営業の方であれば、
「取引相手をリスペクト出来ないお客様はいりません」
‥と、はっきり言わないまでも、基本的に、フェイドアウトしていかれるものなので、
態度を改めないと、
まともな人からまともなものを購入することが出来なくなってしまうので気を付けましょう。
ちなみに、高品質なものは大量販売していないので、
購入できるかどうかは「縁次第」であることが多くあります。
このあたりは、人気のマンションの購入や、
数をあまり作らないシャネル・エルメスなどの高級ブランドのお店で買い物をしたことがある方であれば、
その意味が分かるだろうと思いますがどうでしょう。
そういう「高品質で素敵なもの」との縁というのは、
日頃の行い、積善、 積徳次第であるもので、
思いのほか、姿勢というか、心根というか、そういったものが作用しているように思います。
とりわけ、
きちんとしたものを持つことで存在が確りとする、
牽牛星や司禄星をもつ方は、
「きちんとしたもの」 との縁を強められるよう、日ごろから、その縁を大切にするべく身を処すべき人たちで、
これらの星を持ちながら、
高い技術の作り手の方や、質の高い品を扱うお店を大切にしない人は、
運が伸びないばかりか、 むしろ足場を損なうようなことにもなるので気を付けましょう。
司禄星といえば、
「質素倹約」の星であり、「節約上手の庶民派」の星といわれますが、
これは 「安物買い」などではまるでないことに留意しましょう。
司禄星は「リーズナブル=価格妥当性がある」ことに厳格である星であって、
粗悪品を安く買う、低レベルな売り手から安く買うような星ではありません。
もっとも、
牽牛星がありながら、低廉なものばかりを好んで買うとか、
司禄星があって、低廉なものに囲まれて生活している、
‥という方は、特に若い方であればけっこうおられますね。
実際、
牽牛星を表象する誇りというものを体現する方法に出会うまで、
司禄星を表象する堅確さを体現する方法に出会うまでは、
むしろそれが普通で、
牽牛星は、低廉なものを好んで買う生活の中である日、高品質なものを手にしたときに感動を得て、以降、高品質のものしか買わなくなる、
司禄星は、低廉なものに囲まれている生活の中である日、高品質なものの確かさに気づきを得て、 以降、 高品質なものしか買わなくなるもの。
これはすべてに通じる物理の法則ですが、
対極にあるものを知ることを経て初めて、本来の自分に出会うことが出来るのです。
人間というのは、世の中を壁とする壁打ち、他人を壁とする壁打ちによって出来上がっていくもので、
その意味で言えば、「対極」というのもその「壁打ちの壁」の一つであり、
それが「違う」 という発見が大切です。
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