金烏玉兎庵

「犠牲」の話

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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ちょっと怖いお話、
いわゆる「犠牲」のお話なので、閲覧につきご注意くださいませ。

さて、日ごろより、お受験のご相談が定期的にあるので、
お受験系のTwitterもけっこうフォローしているのですが、

そんななか、そこそこ有名なお受験Twitterアカウントの方のお子様が、
不登校から回復の兆しであるというツイートを見かけました。

以前から、親御さんが出たがり、目立ちたがりであると、
お子様のエネルギーを吸い取ることになり、不登校や成績不振、意志薄弱となる可能性については指摘しているところですが、

そのアカウントの方は、
なんていうか、多少非難がましく書けば、
お受験やお子様のことをあれこれと赤裸々に垂れ流し、
金銭的にも盤石であることなどを吹聴されていた、
いわゆる「ザ・危ないアカウント」で、

案の定、お子様が不登校になり、
最近はその「不登校」の動向についてウォッチしていたのですが、

そのお子様が、
ここ数日で人が変わったかのように精気を帯びて学校にも行けるようになったそうで、

相変わらずの「露出ぶり」なのに、
いったい何がそのお子様を変えたのだろう?
…と思いつつ、

少し嫌な予感が気になりながらツイートを遡れば、
そのお子様の「回復の兆し」のわずか10日前に、「大きな犠牲」が発生していることが分かり、

「無理をとおすと他のところで犠牲が出る」というあのお話を思い出し、
本日は、注意喚起の意味も込めて、そのことについて書いておくことにした次第。

「無理をとおすと他のところで犠牲が出る」とは何かといえば、

エネルギー的に親が大いに消費して子供にエネルギーがいかず、
お子様が不登校などになったとしても、
親が必死で子供の復学を願う場合、その願いはかなうことがあるのですが、

その願いというのは、エネルギー的には矛盾しているので、
その願いが叶えられる代わりに、他のところで大きな犠牲が出る、
他のところで、大切なものがガッツリ持っていかれて、
それを対価として、その願い(この場合はお子様の復学)が叶うことがある、
そういうケースのことをいっています。

「無理をとおす」という表現からも想像がつくと思いますが、
こうした犠牲は、
強い願いを持つ人、願いに固執する人、
例えば、すごくハングリーな人とか、極端な願い=身の程を弁えない願いを抱くような人において顕著で、

いわゆる陰陽のバランス、
何かを得たらそれと同等の対価が必要であるということ、
…の理解なく、
放縦に、分を弁えずに手当たり次第に欲しがるような生き方をしていると天罰が下るといわれますが、
この「天罰」がいわゆる「犠牲」です。

今回、その方の不登校であったお子様の回復の「犠牲」は、
ちょっとここで書くことが憚(はばから)れるほど大きなもので、
その方が、陰陽の仕組み、物事の道理を認識しておられたら避けられたであろうと思うと残念でなりません。

そういえば、
知り合いで、同じく、出たがり、目立ちたがりである方の旦那様が左遷されたケースというのも最近見かけましたが、
そういう様子を眺めつつ、
陰陽の仕組み、物事の道理を損なっていると、
「家族」のどこかに犠牲が出ることになるのだな、ということを強く感じています。

「家族」は同じ根っこの「樹」ですからね。
どこかが伸びればどこかが萎(しお)れます、ときに折れます。

どこか心に留まるものがあった方は、
「小さな犠牲」であるうちに、「大きな犠牲」が出る前に、
陰陽の仕組み、物事の道理について振り返ってみると良いかもしれません。

これはつまり「左遷」くらいで済んでいるうちに生き方を改められたほうがよいのかもしれませんよ?
…ということです。

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