金烏玉兎庵

「腹八分」に関する考察

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

「腹八分」という言葉がありますが、
あれは多分、すべてにおいて望まれる姿勢であるな、
…ということを考えています。

「腹八分」というのは、
「満腹になるまで食事を摂らず八分目程度で食べるのをやめたほうが良い」
…という意味の言葉ですが、

これは例えば、
言いたいことがあるときにも、
「すべてを言い切ってしまうのではなく、八分目程度で抑えておいたほうが良い」とか、
要求したいことがあるときにも、
「極限まで要求するのではなく、八分目程度で抑えておいた方が良い」とか、
会話が弾んでいるときにも、
「会話がしらけるまで会話を続けるのではなく、八分目程度で止めておいたほうが良い」とか、
お化粧をするときにも、
「自分が完璧!と思うところまでやり込むのではなく、八分目程度に留めておいたほうが良い」とか、

そういう日常における諸々から、ビジネスシーンやイベントごとなどを含め、
あらゆる局面において、「腹八分目」程度に留めておくのが良いのだろうな、
…というお話です。

若い頃は、「腹八分」という言葉が、
「空気を読んでほどほどにとどめておきましょう」とか、
「何事もやり過ぎは良くない」とか、
「相手のことも考えて、多少は抑えておきましょう」とか、

…そういう、「協調性の押し付けルール」的なもの、
忖度というか、チキンというか、そういう「本音」や「本気」の対極に在るものであるように思っていたのですけれど、

このところ、算命学の構造を振り返りつつ、

その「腹八分」というのが、
物事を循環させるために必要な神秘的な割合であり、
物事を永続させるために不可欠の仕組みであることに気づき、

この「腹八分」というのは、
これまで私が考えていた「極めて消極的な選択」ではなく、
それよりもはるかにダイナミックな仕掛けを稼働させるためのトリガーであることが分かり、

「腹八分」というのは、すべてにおいて望まれる姿勢であるな、
…ということを考えている次第。

これは、何かに取り組むとき、100%の力で頑張ろう!
…ということを否定するものではありません。

というのも、「100%で取り組む」というそれすらも、
より高い視座、より広い視野で眺めれば、「腹八分」を構成しているものであるからです。

「腹八分」としつこくかいていますが、
これをいいかえれば「2:8の法則」や「パレートの法則」といいかえることも出来ます。

つまり、「腹八分」の本質というのは、
単に「満腹になるまで食事を摂らず八分目程度で食べるのをやめたほうが良い」という、
食事と健康のルールに留まるものではなく、
あの「2:8の法則」や「パレートの法則」に通じる、
この宇宙を貫く循環と継続の仕組みのことを指していたのだといえます。

この説明、ピンとくる方がどれくらいおられるか分かりませんが、
noteのほうでは、算命学がいかにこの「2:8の法則」や「パレートの法則」に貫かれているかについてしつこく書いており、
それと考え合わせれば、上記の内容の奥深さが伝わるのではないかと思います。

ちょっと分かりにくいでしょうか?
…これも、「腹八分」で2割の疑問を残す方が良いのだろうということです。

⭐︎2023年9月五週目のマガジンを公開しました🌕
https://note.com/kinugyokutoan/m/m89f3e8c50f4c

⭐︎noteのメンバーシップ上級編の再配信サイトのご案内※New!
再配信用のサイト (別館) を作成いたしましたので、
最初から学ばれたい方は、ご参加くださいませ。

note 再配信:https://note.com/kinugyokutoan2
※再配信は、2020年3月より、 専門科 師範科の内容から書き始めましたその内容です。
更新は、 上級編と同様、 毎日更新となります。

再配信の内容をちらっとご覧になりたい方は、
2020年上半期のマガジンにまとめておりますので、 タイトルなど参考にしてくださいませ。
(タイトルと一部内容は、 無料にてご覧いただけます)
2020年上半期のマガジン:https://note.com/kinugyokutoan/m/m3cfc18c6fb4a

⭐︎noteメンバーシップ上級者プランはこちら:https://note.com/kinugyokutoan/circle
月額5000円です🌿毎日3,000文字以上、毎月90,000文字以上更新中📖
(2023年9月現在、主に臨位以降の内容です。)

🌷注目記事🌷

8/24 才能星の大切さと向き合い方、人体星図における「相剋」がもたらすもの
https://note.com/kinugyokutoan/n/nce2dc1256161

8/28 陽占で捉える活躍世界 坐型・立型とは?才能運型詳解と「思考する」=「現実を揺るがす」精神星
https://note.com/kinugyokutoan/n/ncd45f2f3b97e

8/17 天中殺と人体星図の構造を前提とした調候守護神の使い方、人体星図に出てこない守護神の使い方
https://note.com/kinugyokutoan/n/nca327cf98a9b

8/22 陽占的アプローチで人物を捉える①陰占と陽占の印象の違い、純星・濁星の世間との関わり方の違い
https://note.com/kinugyokutoan/n/n6c7c8c03d00a

7/30 子供の運命の捉える視点① 陽占ではなく陰占、エネルギー値が大きな子供
https://note.com/kinugyokutoan/n/n50245ca9e289

8/1 子供の運命の捉える視点③ 家系のストーリー=家系を知り「自分の現在位置」を知ることの大切さ
https://note.com/kinugyokutoan/n/nadd24ef8953e

7/27 女性の適職範囲の考え方① 女性が働くうえで必要な2つのもの
https://note.com/kinugyokutoan/n/n112c033d0454

7/24 「人生の伸び」を実現するために知る陰占・陽占という鋳型の仕組みと作用①
https://note.com/kinugyokutoan/n/na20eecfe0d31

7/20 男系・女系から捉える適職範囲、男系・女系の別の見分け方、その活躍世界
https://note.com/kinugyokutoan/n/nd370654669f0

7/19 過剰に目立ちたがる質はどのように生まれるのか?そこにある違和感の理由と背景
https://note.com/kinugyokutoan/n/n0ff8fb84b5d2

7/13「本来の陰転範囲で最大陽転」が自動的に起こる事例、壮大な大運天中殺の影響の仕組み 前半
https://note.com/kinugyokutoan/n/n8cb7219d38ff

7/16 結婚相性の深い捉え方・同座婚① 結婚生活・安定感の推移を捉える
https://note.com/kinugyokutoan/n/n03216864dd4b

7/6 誤解の多い「人体星図の北方の星」の意味 後半、北方という老練な質の場所、人間のウラを見つめる
https://note.com/kinugyokutoan/n/nc8ea731f0dbe

7/8「福運・貧運」の事例⑥ 危険な命式のバランスを大きく崩す要素9つの検証の続き
https://note.com/kinugyokutoan/n/n514e2446a1f0

7/4 誤解の多い「人体星図の北方の星」の意味、前半
https://note.com/kinugyokutoan/n/nabd496a7cead

7/1「福運・貧運」の事例④ 忌神が強い、守護神なしの命式の生き方と活躍のタイミング 【お手本】
https://note.com/kinugyokutoan/n/n8a61d7940b8b

6/25 陰占の要素の現象化の仕組み 前半 Aさんの位相法条件がBさんに現象化する3パターン
https://note.com/kinugyokutoan/n/n85b71c7f081a

6/22 陰占の命式を捉える際の旺相休囚死の考え方⑬「死の命式」と客観的・自然の先の逃げ道・活路
https://note.com/kinugyokutoan/n/n18cdf445334f

⭐︎各天中殺の生き方について、
知っておくべき基本的な内容の記事をまとめました🌿
重陽の日のお祝い価格、3333円です。
https://note.com/kinugyokutoan/m/mfa6bb7348d9a

モバイルバージョンを終了