昨日参加させていただいたNEC様の未来創造会議のワークショップ。
「意志共鳴型社会」にむけて、
自分の欲望(願望)を自覚し、
それを文字化して他者と共有することで、
同じ志を持つ人たちや実現のための知恵を持つ人たちと協創していく、
そのファーストステップに皆んなで取り組みました。
ファーストステップとは、
「欲望の自覚」、個人の「欲望」を、
社会的な価値に資するレベルに昇華していくこと。
そのやり方をレクチャー頂き、実際にやってみたのでした。
電機メーカーであるNEC様は近年、インフラ企業へシフトしているのは存じ上げていましたが、
今回のワークショップは
「人間が豊かに充実した人生を送るためのインフラ」
をプロデュースするところにまで踏み込んでおられることを感じさせるもので、
今後のNEC様の取り組みに期待が高まりました。
さて、そのNEC様の新たなテーマである
『人が生きる、豊かに生きる』未来像
意志共鳴型社会
ということについて、東洋思想の観点で少し考えてみました。
東洋思想、算命学では人や会社、国の個性や適性、活躍の場や活躍の時期というのを認識することができます。
いってみれば、人の個性とその人生のマップを明確化できます。
いつがスタートすべき時か?
いつが攻め時か?
いつが守りの時期で、
いつが立ち止まるべきかということや、
どんな個性の人といることで成長でき、
どんな個性の人に助けられ、
どんな個性の人たちと共創すると生産的か?
どんな個性の人たちと過ごすと試練と成長を得られるか?
そうしたことを読み解くことが出来ます。
私は、こうした個性と環境を
それぞれの人生マップに合わせて宿命が光るようにプロデュースできる仕組みがあるといいな、
と考えています。
こうした考え方は、管理社会の誹りを受ける可能性があるものの、
人には向き不向き、適性や合う環境合わない環境があり、それを客観的に、東洋の思想に基づいて提供していくことは、
江戸時代に幕府が陰陽五行思想に基づいて人や機能を配置したのと同様、
機能的な社会の実現につながるのではないかと考えています。
個人の「欲望」の自覚は、案外と難しいものでもあります。
親の価値観や環境(友人や勤務先)の価値観に影響されやすく、近視眼的になりがちなものでもあります。
その意味では、一つの参考として、東洋思想に基づく適性や、その宿命に隠された「欲望」を知ることも、長い人生を俯瞰して眺めるうえでは役立つだろうと思っています。
そうした数多の宿命がその宿命通りに生きた先に共鳴していく社会というものに、大きな未来の可能性を感じています。
奇しくも、昨日の会場であった EDGEofの共同代表であられるダニエル・ゴールド氏の
「世界の真理、理解、信頼を深めるためのツールを持つと、人はより活動しやすく、自由になると思う」
という言葉が紹介されていましたが、
そのツールこそ東洋の思想であり、その一つが算命学、と思います。
以上、非常に興味深いワークショップの一参加者の感想として、記録しておきます。
※掲載について主催者の許可を頂いております。
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