プロジェクトを推進する、というときに限りませんが、
たくさんの人を巻き込んで何かをする、という場合の、
陰と陽を意識することの大切さと共に、
その難しさというか、奥深さについて考えています。
これは、リアルに只今現在の自分の状況を振り返りつつ考えているのですが、
ここでいう「陽」とは、邪気のない熱意と楽観、
そして「陰」とは、理屈と裏付け、そして根回しです。
何を今さら…と、思う方も多いと思いますが、
世の中、きちんとそれを意識している人って案外と少なく、
何かをする側でも意識していない人が多いですが、
それ以上に「何かをする人」から報告を受ける側の場合、まるでそれを意識していない人が本当に多くて、
不用意に、オモテに見えている「邪気のない熱意と楽観」を叩いた先に、
「理屈と裏付け、そして根回し」の返り討ちにあう人って、すごく多いですよね。
もちろん、その「何かをする」側、推進者の側からすれば、
そうやって「返り討ちにあってくれた人」のおかげでそのプロジェクトに疑義を唱える人がいなくなり、
プロジェクトの盤石さが増すという効果があるので良いのですが、
このパターン、何度目だろう？
…と思いつつ、
世の中の人の多くが単線思考であること、
陰陽思考・複線思考を前提とせず、モノをいうことに驚きます。
そして、通常であれば、そういう「単線的な物言い」も適当に流すところ、
たいへんにクリティカルな局面でその不用意な単線思考のモノをいう人を、
「理屈と裏付け、そして根回し」で返り討ちにしなければならない状況に追い込まれてそれをする、
そのことによって自分が受けるダメージの深さに泣きたくなります。
このダメージの深さ、というのは、
「理屈と裏付け、そして根回し」の返り討ちしたことによるダメージではなく（もちろんそれも多少はありますが）、
日ごろ、邪気のない熱意と楽観を語って仲間を集めてきた中で、
その裏には「理屈と裏付け、そして根回し」があると露呈することのダメージの深さをいっていて、
いってみれば、
火性的なアプローチ＝「邪気のない熱意と楽観」で突き進み、仲間を増やしてきたのに、
実は水性＝「理屈と裏付け、そして根回し」だったときのその水火の相剋のダメージのようなもののことを言っています。
もっとも、その構造が分かっていれば、
木性的なアプローチ＝「信念や自分独自の技術、信念に協調してくれる仲間」を用意しておけばよいわけで、
今回は、そこもきっちり手当てしていたので、実質的なダメージはなかったのですが、
それでも、「人を返り討ちにする」ことの心理的なダメージは大きく、
その日の夜、つまり金曜日の夜は幸いに、
そのあたりの機微に聡い友人と過ごすことができて、かなりダメージは緩和されたのですが、
それでも今日は、来週からどう体制を立て直すか考えつつ、ぐったり過ごしていました。
ちなみに、今月は、天剋地冲の月、それも自分が剋すほうの天剋地冲の月で、
中殺なりのやり過ぎの先に、誰かしらを壊してしまう予感しかなく、
多少、面倒がられても、やりとりはメール中心にしようと思っている次第です。
なぜメール？かといえば、それが通干支を使うことにつながるからです。
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