私は、感覚的に「ちょっと変」な人というのは対峙しただけでけっこう分かります。
これについて、自分では、
新卒来、金融とか不動産とか、一貫して「信用」を重視する仕事をしてきたので、
そういう職業的なスキルとして、それが分かるのだろうと自認していたのですが、
このところ、「ちょっと変」な人について、
立て続けに命式を確認する機会に恵まれてみて分かったのは、
私が感じる「ちょっと変」な人というのは、
干支絵にしたときに、かなりおかしな風景になる人であって、
私の「ちょっと変」というそれは、
至極、感覚的な印象によるものであるようだ、ということ。
「干支絵」というのは、命式を風景画にした絵のことですが、
例えば、
水に沈む鋼とか、焦土と化した大地とか、埋もれる宝石とか、
そういう、不穏な風景となる命式の生き方をしているような人というのは、
不穏でおかしな風景と同様の、
不穏でおかしな人物であることが多く、
命式を見なくても、感覚的にそういう「不穏さ」が伝わってくるので、それが分かるのだということです。
もっとも、そういう「不穏さ」のある命式でも、
その「不穏さ」を解消する動きをしているような方というのは、それほどの違和感はなく、
何にしても「命式だけ」で判断することはできません。
例えば「焦土と化した大地」であっても、
人に親切にする、優しくする、奉仕する…といった禄存星的な動きをすることで、
そこに水をもたらすことができますが、
人に甘える、助けてもらう、応援してもらう…といった龍高星・玉堂星的な動きをしていると、焦土がいよいよ干からびていくことになります。
一方、同じ禄存星的な動きでも、
「冬の凍てつく大地」の方の場合、それは寒さが増すばかりで良さはなく、
一方、龍高星・玉堂星的な動きによって寒さを緩和することができるので、
このあたりは、どんな命式かによって、
「不穏さの解消」の方法はそれぞれなのですが、
いずれにしても、「不穏さの解消」の動きができている人というのは、
印象からして不穏さはありません。
算命学を学び始めた頃は、
人物を見て、日干の性情の印象がそのままに現れていて、
面白いものだな、と思っていましたが、
最近は、そこから進んで「干支絵の様子」がよく見えるようになって、
面白いものだな、ということを感じています。
そういえば、
少し前に、noteに開始当初から参加くださっている方が、
このところ、読み取れることがじわじわと増えて面白い…とおっしゃっていましたが、
「干支絵の様子」がよく見えるようになるというのも、そういう「じわじわ」の結果なのかもしれません。
干支絵というのは、一朝一夕で描けるものではないですが、
描けるようになると（思い描けるようになると）、
それだけで、「運命の改良法」が分かるようになります。
それがいわゆる「不穏さの解消」の方法であるのですが、
来年は、私も今少し踏み込んでその「不穏さの解消」＝「運命の改良」に取り組んでみようと思います。
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