陽占からみる局法をまとめます。
■鳳蘭局・準鳳蘭局
陽占において十大主星の星が全て同じ星になる場合が鳳蘭局、
十大主星が全て同じ五行になる場合(貫索星と石門星だけとか、車騎星と牽牛星だけなど)になる場合が準鳳蘭局です。
後天運における天中殺や対冲があっても大きな影響を受けません。
天将星が星図になくても天将星的な力量を持ちます。
配偶者に恵まれると運が崩れ、イマイチな配偶者を得て運が上がります。
大きな仕事を成し遂げますが、一代運で、実業の世界、そして乱世に生きるべき人です。
準鳳蘭局の場合、大きな世界で活躍する清濁併せ呑む人になります(純粋性なし)。
■劫法局
星図の縦線か横線で木性(貫索星か石門星)で止まる場合。
自分の子供を伸ばすより他人の子供を大きく育てるのに向く人。
大物を世に出して行く人。
■天華局
星図の縦線か横線で火性(鳳閣星か調舒星)で止まる場合。
自分ではなく子供、子孫が繁栄する人。
自分が成功すると子孫が伸びない。
子供がいない場合は影響なし。
■連財局
星図の縦線か横線で土性(禄存星か司禄星)でとまる場合。
人徳があり、配偶者に恵まれれば子供にも恵まれ、お金に困らない。
妾を囲ってもトラブルが起きない。
身弱のほうが効果は大きい。
■法官局
星図の縦線か横線で金性(車騎星か牽牛星)でとまる場合。
職業の内容にかかわらず、ある程度成功する。
しかし、1つの仕事に満足せず転職するか複数の仕事を持つ傾向。
■命龍局
星図の縦線か横線で水性(龍高星か玉堂星)でどる場合。
家系の質を変化させる。家運が下がっていれば上昇させ、家運が繁栄の中にあればそれを壊して新たな気風を呼ぶ。
家運が変わらないと本人の運が下がる。
■芳順局
星図の縦線のみ、または横線のみで、木性(貫索星か石門星)でとまる場合。
一代で成功するが子供や孫にそれを継がせてもうまくいかない。
■三麗局
星図で縦線のみ、または横線のみで土性(禄存星か司禄星)でとまる場合。
財、特に不動産財、モノにめぐまれ、金持ちになる。
現実的な運に恵まれるが、精神性を欠く。(信仰心をお金で表す)
■相法局
星図の縦線のみ、または横線のみで、金性(車騎星か牽牛星)でとまる場合。
組織に仕えるのに向き、それが陰徳となって子孫が繁栄する。
誇りを持って生きる先に名誉を得てそれがのちの家系に生きる。
■八寿局
星図の縦線のみ、または横線のみで、火性(鳳閣星か調舒星)でとまる場合。
長寿で子孫に恵まれる。
長男が順当に家を継いで家運が栄える。
■玄流局
星図の縦線のみ、または横線のみで、水性(龍高星か玉堂星)でとまる場合。
知能指数が高く頭が良い。
勉強熱心だが学術界ではなく実社会において自由に学びそれを伝える人。
批評家、作家の職業に向く自由人。