生日中殺のある人は、
その人の親がその人を理解しにくい人、
といわれます。
生年中殺はその人が親を理解できない人、
生月中殺は家計から外れる人、といわれ、
早めに親元を離れるべきといわれる一方で、生日中殺は特に親元を離れるべきとはいわれない人たちです。
このことを別の角度から見れば、
生年中殺は年柱に中殺があり、
生月中殺は月柱に中殺があり、
生日中殺は日柱に中殺があるので、
年柱は幼年期、
月柱は壮年期、
日柱は晩年期にを示すことから、
中殺現象が幼年期から壮年期の親が健在の時期に中殺現象がある人たちは、親から離れることで中殺を陽転させることができ、
中殺現象が晩年期に中殺現象がある人たちは親元を離れなくても、それが現象化する頃には親がいないから親元を離れる必要がない、ということなのだろうと思います。
あまりそのことを意識したことはなかったのですが、
後藤はつのさんの命式を拝見し、
彼女が生日中殺をもっていて晩年期に大活躍されたことを思うに、
生日中殺のある人は、晩年期において大きく開く人なのだな、と思い、その前提で検証を重ねているのですが、
確かに生日中殺のある人は、晩年期に元気だな、と思います。
プロ野球選手のイチローは、
生日中殺のある人ですが、
まぁまだ「晩年期」という年齢ではないものの、プロ野球選手としては最高齢の域にいて、なお活躍しています。
周りを見ても、生日中殺のある高齢の方は、老年期に入って元気な人が多いな、と思います。
そんなことを考えつつ、
ハタと気づいたことがあります。
生日中殺は、年干支でみる天中殺が日干支の地支に該当する場合(年干支でみる天中殺の支が日支にある場合、詳細はこちら:https://kinugyokutoan.hatenablog.com/entry/2018/12/05/221205 )なのですが、
この年干支でみる天中殺の支が月柱の支にある場合も、晩年、割と年を重ねてからも活躍する機運にある人なように思います。
例えば、
サッカー選手でイチロー並みに年を重ねても活躍している三浦知良選手は、
年干支でみる天中殺は寅卯天中殺、そしてその月支は寅、
超高齢になって脚光を浴びたきんさんぎんさん(覚えていますか?)の年干支でみる天中殺は壬辰ですが、その月支は辰。
いずれも息長い活躍が印象的です。
こうしたことを考えるに、
晩年を占うにあたっては、
この年干支をベースにした天中殺区分というのは、けっこう意味があるのではないかな?と思います。
引き続き、検証を重ねたいと思います。