世の中、
スタートすべきではないタイミングで物事をスタートし、
頑張るべきではないタイミングで全力で頑張り、
いい加減、休むべきタイミングで仕事や立場に固執する、
…ということの先に、
立場を損なう、身を損なう、家族を損なう、財を損なう方、というのがけっこうおられます。
それでも、ニュースなどを見ていて、
あぁ、この人は、無理を押したからこういうことになったんだな、とか、
ダメなタイミングなんだから譲ればいいのに、とかいうのは、
なんていうか、「ぼやき」みたいなもので、大してダメージはないのですが、
え？と思うくらい身近な人、
割と近しくて、算命学にも興味を持っている素振りだったような人が、
選りにもよって、このタイミングでそれをしたの？？？
そして、その結果、そんなことになっちゃったの？？？
…ということに遭遇すると、
残念とか、腹が立つとかいうよりも、
「世の中の現実」を突き付けられたような気分になります。
算命学のような「目に見えないモノ」を信じることってできないんだな、というのもありますが、
それよりは、
この人も、凡人だったか…、と残念に思う、という意味で。
（すみません、信じないのは個人の自由…そのうえで、これは私の感想です）
「億万長者は占いを信じないが、大富豪は活用する」…といったのは、 金融王のJPモルガンですが、
私も、最近は、
「凡人は占いを信じないが、非凡な人は占いを活用する」…と感じています。
あるいは、年収で2000万円超の人は少なからず占いを活用している一方で、
年収600万円以下の人、それ以上の年収でも公務員や大企業勤務の人などは、占いを単なる迷信だと思っている確率が際立って高いような。
これはごくごく近所の人たちの傾向で、
…億万長者と大富豪よりはだいぶスケールダウンしますが、体感としてそんな印象があります。
私も大企業勤務ですが、
一般的な年収600万円以下の人、それ以上の年収でも公務員や大企業勤務の人というのは、
正しい占術に出会う機会がないのかも。
まぁ、こういう書き方をすると、
たいへんに不遜な印象を与えるのだろうと思うのですが、
割と近しい人たちの、
「ダメなタイミングでそれをやったの…怒泣」
というその結果を目の当たりにする、ということがこのところ続いていて、
不遜な印象を与えることを覚悟のうえで、
この「信じないことのダメージ」を書いておく次第。
ちなみに、そんなにダメなタイミングなら、
訊かれなくても教えてあげればよいではないか、と思われそうですが、
訊かれないことを伝えるのはご法度。
そして、算命学という学問に敬意を払わない人にその知恵を伝えるのもご法度です。
何千年という歴史に導かれた宇宙の構造についての理解と敬意を欠く人に、
その知恵を伝えることは、自分のみならず学問を損なうことにもなります。
私自身、興味本位の親戚に、きちんと伝えようとしたことがあり、
そのことを心から反省していて、二度と同じ失敗はしないよう、自分を戒めています。
冒頭の、
スタートすべきではないタイミングで物事をスタートし、
頑張るべきではないタイミングで全力で頑張り、
いい加減、休むべきタイミングで仕事や立場に固執する、
…という人たちに話を戻せば、
結局のところ、そういう人たちというのは現代的な万能感に囚われていて、
道なき道を信じて歩き続けてしまう人なのだと思うのですが、
「一寸先は闇」という言葉は、そういう人のためにこそあるのでは、という気がいたします。
きちんと地図や取説があるのに、それを素通りしてしまうと、
それは、「一寸先は闇」にもなりますよね。
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