20年位前に読んだ本の新訳がでて、改めて読み直していた本に、
「人生とは、積み重ねていくものではなく内包されていたものが展開していくものだ」
…という言葉がありました。
その言葉の意味するところは、
現代に生きていると
「自分がなりたいもの」になるために、
努力を重ね、スキルをつみあげていけば、それに 「なれる」かのように思いがちなのですが、
実際のところは、
「何かになる」のではなく、「自分になる」のであり、
人間の生きるべき道のりというのは、
大人になるために必要な資質を寄せ集め、積み重ねていく道筋ではなく、
自分の資質を自覚する、確認する、確立する、その道筋なのだということです。
どうでしょうね、30代くらいまでの方はぴんと来ないかもしれませんし、
あるいは 「誰かの価値観」 「誰かの言いなり (組織の言いなりなど)」 で生きているような方だと40代、50代の方でもぴんと来ない方がおられるかもしれませんが、
ある程度、自分の人生を自分の意志で生きている人、
つまり、自分の能力・才能の在り処を一定程度、認識している人であれば、
その意味が分かるのではないかと思いますがどうでしょう。
人間の人生の前半は、
自分の能力・才能・資質の在り処を認識し、 その使い方を思い出すプロセスであり、
人間の人生の後半は、
その能力・才能 資質を活かし発揮していくプロセスであるといえます。
そして、その自分の「能力・才能・資質」を思い出し、発揮するヒントが、人体星図にあります。
なお、このところ、note では、人体星図の東西の十大主星の関係、南北の十大主星の関係から、
その人物の行動傾向 精神活動の傾向のパターンを捉える、
…ということを説明していますが、
そこで説明しているのが、十大主星の能力 才能・資質というのもデジタル＝ぶつ切りで存在するものであることで、
能力・才能・資質がぶつ切りで存在しているなら、
それは、蓄積などで獲得できるものではなく、
そこにあるものを掘り出し、磨き、存在を際立たせていく、
自覚する、確認する、確立していくものだということの意味を理解しやすいのではないかと思います。
そしてそれが分かれば、
「能力・才能・資質」 を思い出し、発揮するヒントが、 人体星図にある、 ということの意味も分かりますね。
も分かりますね。
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