位相法の「害」のお話です。
今朝、半会・三合会局を異次元融合であり、別世界とのつながりをつくる関係であることを書きましたが、
この「害」というのも、半会・三合会局とは別の意味で「異なる世界」へとつながる関係だと気づいたので書いておきます。
位相法の「支合」というのは自然の気の流れに沿った関係であり、物事が自然とまとまるとか、順当に結果が出るような関係です。
半会や三合会局が異次元融合であるのに対し、
支合は同次元融合といい、同じレベルでうまくまとまる関係です。
一方で、「害」というのはこの「支合」の関係を阻害する関係、流れでいえば、「支合」の自然の流れに直角に流れる関係で、
物事が自然と成ることを邪魔したり、
成るべき結果を歪ませたりします。
支合と同じ次元でそれが起こるので、同次元の関係や物事とはうまくいかず、反発や障害が起こります。
結果として、同じ次元ではなく異なる次元、異なる世界、「ふつうの道筋」からずれた場所に向かうことになります。
例えてみれば、
同じ学校では友達ができず、
別の学校でばかり友達ができるとか、
同業種からは評価されないのに、
異業種からは評価される、みたいな感じです。
但し、ふつうから「外れる」とか、自然から「ずれる」ことのほうに力点はあり、そこから外れたところと「つながる」とか「まとまる」という方向に向かうわけではない、という点を強調しておきます。
半会・三合会局の異次元融合、
支合の同次元融合に対し、
害が「不自然融合」といわれるのはそんな所以によります。
なお、害があるとふつうのところにピタリとはまらないのがスタンダードなので、他人に対して慎重に、そして気遣いをする傾向が出てきます。
そんな理由からか、なんとなく害のある人は優しい人が多い印象です。
一方で、自分と異なる、あるいは自然の流れから外れた人やもの、環境をおおらかに受け入れることができず、それを排除しようという動きになると、ストレスや不快感を恒常的に感じるようになり、
病気やノイローゼなどになる可能性もあるので注意が必要です。
害のある人は、おおらかに様々なものを受け入れる姿勢でいると、
思いがけず素敵な人や素敵なものに気づき出会えるものなので、
そのように過ごされると良いかもしれません。
☆「害」の関係は以下のとおり
子−未
丑−午
寅−巳
卯−辰
亥−申
戌−酉
これらが陰占の地支にあったり、あるいは後天運でそろう場合が「害」となります。