金烏玉兎庵

生月天中殺が常に人生を考える理由

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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このところ、12月だというのに、暖かい日が続いています。

今月は、丙子の月ですが、
さすが、丙火がめぐっていると、暖かいものだな、ということを考えています。

一般的に、暖性の十干・十二支がめぐっていると、
体感としても暖かいし、世の中的にも熱気を帯び、さらにいえば、日経平均やNYダウのような経済指数も上昇傾向となる傾向にありますが、なるほど、確かに。

一方で、感覚的には強い閉塞感のなか、様々なことが膠着する中で、
この身動きがとれない状況にうんざりしてもいて、
ギリギリの感覚の隙間で澄み渡る空を見上げる…そんな感覚の日々を過ごしています。

経験則でいえば、「時間が解決してくれる」ものではあるのですが、
「時間」に解決させてしまっていいのだろうか?
…ということもまた考えています。

こんなふうな膠着のなかでしか、思いつかないことってあるんじゃないかな?というか、
こんなふうな追い詰められた状況だからこそ生まれる力ってあるんじゃないかな、というか。

日頃から書いていますが、人生の表舞台は2割です。
残りの8割はその準備であり、
こういう「本心苦しい」という状況に向き合うことでこそ、この準備を有意のものにできるのではないか、というか。

少し前まで、note のほうでは、「人生を一貫して貫く気」について説明していたのですが、
世の中の多くの方は、「人生」について考えない、
それよりももっと目の前の現実にほうに気持ちが向かうものなので、
この「人生を一貫して貫く気」というのは、それほど使う機会はない、という扱いになっています。

実際、たぶんこの「気」のことを知っている方はそれほど多くはないはずで、知っていても、
敢えて取り上げたり話題にしたりする方はほとんどいないのですが、

私は、割といつも常に「人生」を考えているので、
この「人生を一貫して貫く気」のことは知ってよかったと思いました。

「常に人生を考えている」とはどういうことかといえば、
生月天中殺があって月支が中殺されていると、
「この場所に属しているのは仮初(かりそめ)なので」という意識が強いので、
来し方と行く末のほうに軸足を置きがちで(=年支や日支に軸足を置きがちで)、
そうすると、自然と「常に人生について考える」ということになります。

月干支が中殺されていることは、
「この場所に属しているのは仮初」ということともに、未来というものの不安定感が増すので、より真剣に 「人生」 を考える傾向にもつながり、
そうでないと生きていけないんじゃないかな、と思います。

この年末はしっかり考えないと。

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