少し前に、「運命の人」として干合支合の相手というのを挙げました。
私自身、干合支合の相手とはとても強いつながりとともに、有形無形の影響を受けてきたので、そのように書いたのですが、
干合支合の相手であっても、
ピンとこない、とか、
むしろうっとおしいだけの人、という反応もありました。
なぜかな?
と、考えていたら、
その「ピンとこない」とご指摘くださった方から「陰占に干合相手が出ないからではないか?」とお答えいただき、納得しました。
陰占に干合相手の干が出てこない場合、
そもそもその相手との縁はあまり強くないので、
結果として干合支合の相手であってもピンとこないということ。
自分の命式の中にある相手の場合、
その相手がどんな相手か、
自分にとってどんな位置付けの存在になるか、
ということが分かります。
一方、自分の命式の中にない相手の場合、その縁は薄いか未知数といわれます。
要は、出てきていないので分からない、ということ。
よって、自分の干支と干合支合でも、ピンとこないということも多いにあり得ます。
紐解いてみれば納得のお話ですが、
その視点が欠けていました。すみません。
陰占の命式から親族関係を見る方法を六親法といい、命式に現れない親族を見る方法を十二親干法といいます。
算命学において、家系の根本である結婚の関係を表すのは干合です。
干合の関係は以下の通り。自分の日干と干合の関係にある干を日干にもつ相手が配偶者です。
甲−己
乙−庚
丙−辛
丁−壬
戊−癸
この関係にある干が自分の陰占の蔵干を含むどこかにあれば、結婚相手との縁、運があるといえます。
ざっくり説明すれば、
干合の干が陰占の上の方(天干)にあれば、その相手との出会いは人生における早い時期となり、
下の方(蔵干)にあれば、その相手との出会いは人生の中盤以降となります。
よって、干合の干が上の方にあるほど結婚は早く、下の方であれば遅くなる傾向にあります。
また、
干合する干の陰陽ちがい(例えば、甲の干合相手は己ですが、その陰陽ちがいは戊になります)は、結婚に準ずる異性の縁ですが、正統な結婚というよりはもう少し別の要素で惹かれ合う関係です。
その関係が結婚に至ることもありますが、一般的な結婚による夫婦関係とは少し異なる関係性になる傾向にありますし、場合によっては「結ばれない熱烈な恋愛相手」とか「愛人」、「浮気相手」ということもあります。
これらが同時に複数ある場合や、その複数の並びなどで結婚や恋愛の傾向が分かります。
しかし、こうした干合相手の干やその陰陽ちがいが命式に出てこない場合、
結婚や恋愛の傾向は未知数、分からない、ということになります。
必ずしもその縁がないわけではなく、これらがなくても結婚されている方はたくさんいますのでご心配なく。
なお、命式に干合相手やその陰陽ちがいがない場合、同じようにこれらがない人と縁があると言われますが、
これも「絶対」のことではありません。