金烏玉兎庵

万世一系と辰巳天中殺

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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先日、電車に乗っていたら、
池坊専宗さんが、

「いけばなは、草木との交わりを信じること。
この空間に入り、雅な世界と交わる。
一期一会の心を大切にしたいと思う」

・・と説くJR東海による『京都冬の旅』の吊り広告を見かけました。

そしてその端正な顔立ちを眺めつつ、
この聖徳太子の時代から続く池坊の次々期家元となるであろうこの方は、
辰巳天中殺の方なんじゃないかな?
・・・と、ふと感じて命式を調べてみたら感じたとおり、辰巳天中殺の方でした。

「はみだし運」といわれ、基本的に万世一系を目指すようなところに生まれることを良しとされない辰巳天中殺の方ですが、
実際には、市川團十郎白猿さんや香川照之さん(市川中車さん)、野村萬斎さんなど、
代々続く技芸を継承する立場に辰巳天中殺の方が生まれることは多くあり、
この池坊専宗さんも、そういう辰巳天中殺の方の一人だった、というお話です。

長きにわたる歴史を持ち、万世一系を目指す家系になぜ、辰巳天中殺が生まれるのか?
・・・ということの理由は、
以前、辰巳天中殺について集中的にご説明した際に事細かに書きましたが、

端的にいえば、商売っ気が薄れてきたところに商売っ気をもたらすためで、
それがわかると、團十郎さん、中車さん、萬斎さん、そしてこの専宗さんが、
それぞれの家系に現れたことの必然がよく分かるのではないかと思います。

そして、辰巳天中殺の人は、やはり現実的な強さがないとダメだということも分かりますね。

ちなみに、専宗さんの十二大從星は、天印星→天堂星→天印星で、納得感あり。
2天印星って、普通の世界ではちょっと、というかかなり難しく工夫を要するのですが、
こういう立場にある人の2天印星は、本当にぴたりとハマる感じがします。

🪻半期統合版を整理しました🪻
一本当たり約275円です。

◎2022年度 上半期統合版 2022.4月〜22.9月公開分
https://note.com/kinugyokutoan/m/m32a79535ef72

◎2022年度 下期統合版 2022.10月〜23.3月公開
https://note.com/kinugyokutoan/m/m479d771ac235

◎2023年度 上半期統合版 2023.4月〜9月公開分
https://note.com/kinugyokutoan/m/m7b5163e98304

◎2023年度 下期統合版 2023.10月〜24.3月公開
https://note.com/kinugyokutoan/m/mc95ede4cbb10

◎ご相談の受付
https://coubic.com/kinugyokutoan/886414

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