金烏玉兎庵

基本に戻る、天の気と地の気

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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前に干支の分類について書きました。

これです→

https://kinugyokutoan.hatenablog.com/entry/2018/11/30/134019

(私のブログからの引用です、ブログスキルが低くてすみません。)

天干は、精神や心など「天の気」を司り、
地支は現実の行動や現象など「地の気」を司っています。

天の気は、
60個ある干支に1から60の番号を振って、
1から12個ずつ順に、東、南、中央、西、北の5つのグループに分かれる天干分類に分けられます。

地の気は、
60個あふ干支に1から60の番号を振って、
1から10個ずつ順に、北、中央、西、南、天頂、東の順に6つのグループに分かれる地支分類に分けられます。

なお、東は木性、南は火性、中央と天頂は土性、西は金性、北は水性の質を持ちます。

なのでたとえば、
干支番号1番の甲子であれば、
天干分類は東のグループ、
地支分類は北のグループになり、
考え方は木性、保守的、守りの考え方、行動は水性、学び、知性的な行動となります。

干支番号24番の丁亥であれば、
天干分類は南のグループ、
地支分類は西のグループになり、
考え方は火性、何かを伝えることを目指し、
行動は金性、権威的、実践的になります。

こうした例にあるとおり、
多くの場合、考え方と行動の質は必ずしも一致しませんが、
干支がわかれば、行動の本質的な意味、その裏の心を知ることができます。

「いちいち覚えて入られません。」
というのももっともなものの、
これらを網羅的に知ることで、その場の相手の考えを高い確率で理解することができることを考えれば、
たかだか60個、覚える価値はあります。

命式というのは、
五行が幾重にも重なっています。
その重なりの本質を読み解くのは、たぶんプロの中でも相当レベルの高いプロだろうと思います。

干支は陰占の命式を構成するもので、その星は人間の身体でいえばDNAのようなもの、
一方で陰占から導かれる陽占の星図を構成する星は現実社会で存在する身体そのもののようなもの、といわれます。

陰占の命式と陽占の星図では、
それぞれの星の五行が全然違ったりするので混乱することもあると思います。

干支一つとっても、その内包する五行の質が2つ(天干と地支)あり、
その干支が属するグループの五行がまたあり、
そこから出てくる陽占の星の五行がさらにあります。

そう考えると、そこに現れるものはとても複雑です。
しかし、その複雑な組み合わせの中にこそ人生があります。
人生が、そんなにシンプルに読み解けるはずがありません。

算命学の基本は陰陽五行思想であり、干支です。
「ちょっとわかってきたかも?」
と思われたら、一度、干支の分類に戻ってみると良いように思います。

この視点が身につくと、命式の読み方に深みと奥行きが加わるように思います。

 

 

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