算命学で、政治家や実業家に多い星の組み合わせとして、
石門星と天将星があります。
単に組み合わせとしてあるだけでなく、石門星を天将星が支える組み合わせの場合、よりはっきりと明確にその作用が安定的に発揮されやすくなるといわれます。
若年期、壮年期、晩年期の組み合わせは以下の通り。
☆若若
晩壮若
晩壮壮
一般的に、大政治家とか大実業家と言われる人の多くは、壮年期のそれも中央に石門星を持ち、それを天将星が支えています。
安部首相や松下幸之助氏、楽天の三木谷社長などもそのカタチです。
なお、安部首相と松下幸之助氏は生月中殺もあるのでよりスケールが大きくなります。
(三木谷さんの場合、お金は稼いでいますが今ひとつスケールに欠ける印象)
とはいえ、
これらの組み合わせがなければ政治家に向かないというわけではなく、
例えば小泉純一郎元首相は主星が鳳閣星でそれを支える星は天印星だったり、
(しかし、陰占の命式が特徴的で、地支が三合会局で金性一気格、すべて金性になります。そして生月中殺もあり。)、
中曽根康弘元首相は主星が鳳閣星でそれを支える星は天胡星だったりします(ただし、陰占の命式は従生財格の完全格。)
なので、
ある程度長期にわたり政権の座にある人というのは、やはりある程度普通と違う命式をお持ちではあります。
が、必ずしも石門星と天将星がなければならないわけでもありません。
また、これらの星があるから成功者になるわけでももちろんありません。
(うちの弟は石門星と天将星を2つずつ持っていますが、サラリーマンですし。)
そんなことを考えつつ、
このところ、
春の統一地方選挙と夏の参議院議員選挙に向けて、まわりで立候補の準備を進める方が何人かおられて、
今日はちょっと調べたりしていました。
選挙の明暗というのも、割とはっきり算命学でわかるところがあります。
「政治家」と一言で言っても、
必ずしも総理大臣になるだけが政治家ではなく、いろんな役目役割があり、
それを遂行するのに向く人とか、
一般大衆の思いを伝える役割を担う人とかがいるわけで、
石門星と天将星が必要なわけでもなく、
むしろ、単に当選するかどうかというのであれば、
対立候補との命式の比較、
人生のプロセスにおいて陽転しているか陰転しているか、
そしてその時に回る星との兼ね合いなどのほうが大事であったりもします。
ということで、
選挙の日程が決まり、候補者が確定したら、算命学的観点での星取表を作ってみようと思っています。
政治家、あるいはその候補者というのは、その生い立ちから今に至るまでの歴史を、割と詳らかに開示しているため、
陽転、陰転も良くわかり、勉強素材としてはかなり有効です。
ちなみに、
その結果、ある程度の確率で当落を当てられたら、次のステップとして、軍略的な算命学の利用にもチャレンジしてみたいと思っています。