何かことを起こすためにどこに住むか?ということを考える場合、場所は大事といわれます。
例えば、
会社で偉くなろうと考えるなら、どの場所がいいか?
みんなで仲良くするにはどの場所がいいか?
などと考える場合に使います。
算命学では以下のような方位も立場の関係があります。
北側は支配者
東側は若者
西側は年配者
南側は大衆
よって、
会社で偉くなりたければ会社の北側に住み、
みんなと仲良くなりたければ南側、
社会を引っ張っていく機運を持ちたければ東側、
歴史を尊んでいくなら西側です。
この考え方は、十大主星の意味を考えるときにも参考になります。
十大主星の一般的な意味は、その星が中央にある場合のもので、これらが東西南北のどこかにある場合は、そこに上記のような方位の色が加わります。
「方位の色」とは、その方位が持つ雰囲気のようなもの。
例えば、車騎星でいえば、
東の車騎星は若者的なので、短気でせっかちな攻撃力、
西の車騎星は熟練の攻撃であって正義のための攻撃(正義の剣士といわれる)、
南の車騎星は大衆の攻撃、例えば野次馬など、群衆心理的な攻撃、
北の車騎星は支配者の戦い、よって自分が直接戦うのではなく人を介して戦う頭脳戦となります。
牽牛星であれば、
東の牽牛星は若い自負心、自分の力量以上にプライドが高く、
西の牽牛星は年配者の自負心で、熟練の自負心なので名よりも実をとります。
南の牽牛星は大衆の自負で、大衆の中で人を世話して上に立ち、
北の牽牛星は支配者の自負で、支配者としての役割を果たすことに身を尽くし、名誉を何より尊びます。つまり、実より名を取るということです。
こうした位置関係、方位の関係は、覚えておくと、いろんなところに応用できます。
十大主星×五方位分を全部覚えなくても、その意味をつかむことができます。