何年かに一度ずつ訪れている川村記念美術館。そこで現在開催中の「言語と美術」という展示会の作品の中に、
「リズムとはかたち、回帰するもの」
という言葉を見つけました。
前に、
位相法は人生のパターンであり、螺旋を描きながら繰り返す、
ということを書きましたが、そのことと符合していて、そこで東洋の真理と出会えたことに感激しました。
算命学宗家である高尾先生は、位相法をリズムとして捉える、ということをおっしゃっています。
半会と支合のときは、必ず行動が前進的になり、進み方がとても強くなります。
新しいことをやりたくなったり、新しい方向に動きます。(それが良いかどうかは別で、それは守護神でみます)
一方で、
対冲や害のときは、物事が止まります。
対冲は何かアクシデントがあって進みにくくなり、害のときは病気や裏切りなどによって思った通りに進まなくなります。
こうしたことを、リズムに落とすと人生のパターンを体感することができます。
具体的には、円に十二支を配置し、位相法が絡む干支のところを音符とし、位相法が絡まないところを休符とします。
これは、ピアノでも太鼓でも鳴らすことができるリズムです。
合を高音、散を低音で表しても良いかもしれませんが、どちらも何かしらの動きがあるという意味では、動きのあるところとないところで分けてパターン化するほうがリズムの認識はしやすいです。
この位相法のリズムは繰り返すので円に落とすと書きましたが、直線に並べて高い場所と低い場所を線で結ぶと波動を形成します。
このリズムは、行動や脳波などすべてのリズムに通じるそう。
天にあるものが地にあり、すべてのものが相似形を形成しているとすれば、確かにそういうこともあるかも、と思います。
なお、前進するときのリズムは東の地支、プロセスにおけるリズムは中央の地支、結果が出るときのリズムは西の地支でみます。
リズムの波動を重ねてみると、自分の傾向がよくわかります。
例えば、巳年生まれの人の前進する場合のリズムは以下の通りとなりす。(年支は東側なので、その東側のリズムだから「前進する場合のリズム」なのであって、散の場合、その前進はゆっくりとしたものになります)
巳 ♩(起点)
午
未
申♩(支合)
酉♩(半会)
戌
亥♩(対冲)
子
丑♩(半会)
寅♩(害)
卯
辰
「トン タンタン トントン タン トン タン トントン タンタン」
みたいな感じです。