先日書いた『宿命全体を光らせる』ということについて補足です。
「全体を光らせる」ことにフォーカスする場合についてこの内容を書いたのですが、
もっと自然体の場合の光り方、
特に意識せずに過ごした場合の星の光り方に触れていなかったので、それについて書いておきます。
星が光る順番というのは、
意図しない場合、
シンプルに若年期→壮年期→壮年期です。
陽占の場合、以下の①から⑤の順に光ります。
※★は従星なのでそれぞれの年代どおり。
☆①★
⑤④②
★③★
①は親の場所なので、生まれるとまず親の場所が光り、
次に友達や仕事の場所である②が光り、
子供や、あるいは世界に何かを生み出していく場所である③が光り、
自分の本質・存在の意味をなす④が光り、配偶者・サポート、現実のゴールである⑤が光るという流れになります。
ちなみに、それは陰占とも連動しています。
日月年
☆③①
★★★
⑤④②
陽占の主星は日干(上の陰占の命式の☆の場所)と①〜⑤の天干・蔵干から出てきます。
位相法でも、年干支(未来)から日干支(過去)に物事が現れたように、運命の星の稼働でも、年干支から順番に光り始め、日干支で完成する形となります。
ただし、これはそういう仕組み、そういう流れになっている、ということであって、
実際の人生に当てはめた場合、それはそれぞれの宿命に持つ星の組み合わせや相性によって光る順番は変わります。
例えば、以下のような命式の場合。
☆司★
禄玉車
★牽★
司→禄→車→牽→玉の流れとなります。
相生の流れがあるところの起点がスタート地点となり、その起点が複数ある場合は年干支に近い方から光ります。
この際、陰陽は問わないので、実際には、
司・禄→車・牽→玉 という流れが正確かもしれません。
なお、この順番だと玉堂星は、他の星が全部光らないとキラキラしないように見えるのですが、
これとは別に「その星の立場」になることで光り出したりもします。
例えば、この玉堂星は、この命式の人が母親になったとき、他の星が光ってなくても光ります。
なお、流れがない場合はどうかといえば、
特に順番なく、何かのきっかけか、あるいはその場所の存在を得ることをもって光ります。
以上、これが自然体の星の光り方ですが、これを踏まえて、先日書いた『宿命全体を光らせる』ことを意識してみると「全体が光る」ということになります。