十二大従星というのは、受精卵から成長してトップに立ち、老いて墓に入って星になるまでの人間の人生を12の星に割り当てたものです。
私たちは人間の形をして生きていますけれど、その魂は必ずしもその肉体の形通りではありません。
それは、自分も相手も周りの人も同じです。
そのことを念頭に置いておくと、格段に人間関係がスムーズになります。
この人は若いのに覇気がない。
あ!天堂星だから老成しているのね。とか、
この人はやたらと偉そう!
あ!天将星だからね。みたいな感じです。
そうと分かれば、それとして対策を打って対応できるというもの。
さて、この十二大従星は、
陽転するとその星の良さが出てくるのは当たり前ですが、
陰転すると、その「反対側の星」の悪さが出てきます。
星の長所と短所というのは、一極二元で捉えるので、その星の本質的な性質であれば、良い解釈も悪い解釈もありえます。
よって、
「この天将星は偉そうだ!」
というのは、そもそもそれが天将星の性質なので、それを不快に思う人もいれば、頼もしく思う人もいるわけで、
たとえひどく偉そうであったとしても、必ずしも陰転とは限りません。
陰転というのは、「その星らしからぬ性質」の、それもその悪い面が出ることであって、それがどんな性質かといえば、十二大従星でいえば、反対側の星の性質が出る、ということになります。
反対側の星とは以下の通り。
天報星×天将星
天印星×天堂星
天貴星×天胡星
天恍星×天極星
天南星×天庫星
天禄星×天馳星
これは、星を円に並べたとき反対側同士の関係になります。
このことを覚えておくと、自分のコンディションをチェックするためのバロメーターとして利用できて便利です。
自分を振り返って最近、どんな自分かを眺めたときに、反対の星の悪い性質が出ていたら要改善ということです。
反対側まで覚えるのは確かにたいへんです。
が、十二大従星にせよ、十大主星にせよ、全部覚えておくといろいろ便利です。
宿命に持っていなくても、大運や年運では回りますし、月運でも意識すると何かとスムーズにコトが運んだりします。