占いの本の「誤り」は足切りのため

先日、算命学の学び飲み会のときに、算命学宗家の本は間違いが多いというお話がありました。
確かに間違いは多いのですが、ある程度学んでいる人なら間違いに気づけるような「書き間違い」レベルのものなので、間違いが多いから教科書としてダメという話にはなりません。

逆に、このレベルの間違いに気づかず鵜呑みにして「間違ってる!」と大騒ぎするようでは、まだまだ算命学を学ぶレベルにないともいえます。

ちなみに、かなり深いところまで突っ込んだ占いの本というのは、案外と「間違い」が多いのですが、それは「敢えて間違いを入れ込む」という意図があるのではないかと思っています。
本質的に機能する占いというのは、国家を揺るがすこともあるほどの力を持ち得るので(そんな占技は本になどならず口伝で伝えられるものですが)、
度量の小さい人には、
「なんだ間違いの多い本だ!」と怒らせて排除し、
ある程度懐深く物事の本質を見つめる人にのみ扉を開く、そのための工夫として、敢えて間違っている気がします。

ちなみにどんな間違いかといえばこの画像。
最初の「支合」は「半会」が正しく、そうでなければ後段に「支合」があると矛盾してしまいます。
私も最初に読んだときは「あれれ?」と思いましたが、今は普通に読み替えています。

画像引用:高尾学館「算命学Ⅴ」P.16

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Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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