干支(算命学では「かんし」と読みます)のうち、
天干は精神・考え方を示し、
地支は現実面での行動や現象を示します。
位相法というのは、その地支の組合せ・関係性によって「現実に」起こることが分かります。
現象的な出来事を示すので、それによって自分が幸せかどうか、どう感じるかなどは別です。(感じ方の方は天干でみます)
この位相法は、自分の行動の傾向を見る場合は宿命内の3つの干支からその傾向を読み、
日々どのような出来事が起こるかを見る場合には、後天的に巡る干支と自分の干支との関係からそれを読みます。
宿命内で見る場合は、
年柱と月柱の関係
月柱と日柱の関係
年柱と日柱の関係
の3つがあり、
後天運で見る場合は、
その年の干支と年柱の関係
その年の干支と月柱の関係
その年の干支と月柱の関係
の3つがあります。
位相法は地支の関係を見るものなのに、干支全体を見るの?
と聞かれることがありますが、
時々天干も関係することがあるので、見るときは干支を見ます。
この柱は、時間や自分の身の回りの人など示すものは色々なのですが、覚えておくと便利なのは以下のとおり。
年柱は未来・対社会的なこと
月柱は現在・自分の心の感じ方
日柱は過去・プライベートなこと
※他にもいろんな意味がありますが、ひとまず位相法を見るときは、これだけ覚えておくと便利です。
この位相法には、
融合条件を意味する半会や支合、
分離条件を意味する対冲や刑、害
などの組み合わせがあります。
おいおいそれぞれについて説明しようと思いますが、今日はこのうち、融合条件の半会について驚いた話をお伝えしたくてここまで説明を書いています。
前にも書きましたが、半会というのは、異次元融合を示し、普段の自分とはちがう世界の扉が開きます。
ふつうなら会えないような人に出会えたり、今までとはちがう環境が与えられたり、その現象は様々ですが、
内容としては『異次元とつながる』ということが「現実的に」起こる、というものになります。
一般的に、「異次元」というと非現実的な何かを想像しますが、位相法によるものは、驚くほどに現実的。
例えば、3つの柱がすべて半会すると、
過去も未来も現在も、
すべてが異次元とつながるということ。
若い方だと新たな世界への飛躍、というふうにも読めますが、
年配の方で、「現状」にしがみついていると、「別世界」へ強制的に連れていかれる、ということもまたあります。
そのことを教科書では知っていたのですが、先週末、早くに他界された作家の方の命式をたまたま拝見していてそれが現実としてあることを知りました。
その話を先生にしたところ、割と早く他界された歌舞伎役者の方も、全半会のときに他界されたとのこと。
半会は、現実・現象的なものなので、こうしたことを避けるには、実際に何か別世界に、前もって自発的に向かって「現象的に別世界に身を置く」という現実を作ってしまうと良いかもしれません。
現実にしがみついてしまう年齢だったり、
あるいは立場的に動けない方の場合でも、
文字通り死ぬ気で別世界に身を置くことが望まれる気がします。
最近のコメント