循環法

算命学に「循環法」というのがあって、自分の精神の「極」を見つけることが出来ます。
自分の考え方の中心であり、それは生き方の指標になります。

探し方は簡単で、陽占の星の中から相生になるものだけを取り出して並べ、止まった星がその極になります。
鳳蘭局や準鳳蘭局のような五行が一種類しかない場合や、相剋しかない場合は中心の主星が極になります。

極は、すべてそれだけで解決という種類のものではなく、一つの指標、そこに強さを持つという感じのものなので、運勢全体を見るには他の指標も合わせてみるのですが、短い説明の中ではなかなか触れることが少ないのでここでご案内しておきます。
(そもそも相生の関係自体がよくわからない場合などは訊いてください)

☆貫索星で止まる場合
自分の目指すものを独立独歩で構築し、保守的に生きるのが良い人です。

☆石門星で止まる場合
仲間とともに集団をつくって生きると良い人です。
仲間とともに「平和」を目指して要求し、上手にクリアしていくのが上手です。

☆鳳閣星で止まる場合
自分の財産をどんどん使うことによって徳が積まれる人です。無駄遣いが人望になる人。逆にケチだと人が離れます。

☆調舒星で止まる場合
孤高の天才型です。物の考え方が特殊で、その考え方を鋭く研ぎ澄ませていくこと。
その際、普通の人には理解されないこともありますが、その感性を大事にするのが良い人です。

☆禄存星で止まる場合
もらい上手、ものをもらうことで人の因縁解脱の役に立つ人です。
普通、何かをタダでもらうのは気後れするものですが、もらう役割の人。
ただし、モノをもらう=因縁の蓄積になるので、日頃の生活において奉仕的な精神を発揮することも大事です。

☆司禄星で止まる場合
まとめ上手、終わらせ上手、整理整頓が上手。
何かの終わりにおいてきちんと始末をつけると良い人です。

☆車騎星で止まる場合
人がやらないこと、嫌がることを率先してやると良い人です。
損になるようなことをして得(徳)を取れる人でもあります。
これにより、男の子がいる場合はその子が伸びます。

牽牛星で止まる場合
大義名分を明確にしてモノゴトを動かす、構築する、作り出すことをサポートすると良い人です。
何か大きなことをする人を完璧に補佐することのできる人です。

☆龍高星で止まる場合
他人を感化する、人を変える力を持つ、「大国の文化」という意味があります。
様々な考えの人をジワジワと一つのペースに引き入れる人です。

☆玉堂星で止まる場合
立派な人、天下を動かすような大人物を支える「大人の杖」という意味があります。
人を育てる、支援する、教育する、という生き方で光る人です。

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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