スタートアップ企業の創業者と従業員は、暗号通貨、機械学習、バーチャルリアリティへの過大評価にうんざりしているそうです。
こちら:https://www.businessinsider.jp/post-204708
過大評価かどうかは分かりませんが、
浮かんでは消えていく世の中のあれこれを、浮かんだ瞬間から追い始めるのは不効率だなぁと私は思っています。
一部のそういう分野を担っている人やその分野が心底好きな人がそれを追い求めるのは大いに良いと思いますが、単に「新しくて未知のもの」ということで飛びつくのはちょっとイタイなぁ、というか。
結局眺めるだけで使うことのなかった暗号通貨とか、
リアルの生々しい神秘性の前では見る影もない仮想現実・拡張現実とか、
インフラ共々でないと難しそうな自動運転とか…
こういう新しいものを追い求めるロマンというのもあると思いますが、
そこにロマン以上の現実性とか収益性、利権などを目指すと振り回されてしんどいのではないかと感じます。
IR(統合型リゾート、端的にいえばカジノ)のような新しいものも、その利権を目指して転んだ政治家が何人かいますが、やはり新しいものは「蛇の道は蛇」として相応の強く深い思いを持っている人がまずは先陣を切り、そういう人に先導してもらってゆっくりと定着に向かうのが王道で、それを見極めた上で取り入れていく、活用していく、利権化していくのが安全なんだろうと思います。
ちなみに、算命学でみてこういう新しいものが好きなのはどんな人かといえば、
未知のものに興味津々の龍高星のある人、
新しいものにロマンを感じる天恍星のある人、
新しいものを人より早く手に入れることにステータスを感じる牽牛星がある人や日干辛がある人、
陽占で東が相剋の人などかな、と思いますがいかがでしょう。
(星の並びによって変わる面もあり一概にはいえませんが)
人には新しいものを担うべき人、古いものを担うべき人というのがいて、それを逸れて無闇矢鱈と新しいものを目指したりするとあまり良いことにはなりません。
こういうことは、少し自分を振り返れば分かるものですが、外側の出来事ばかりを追い求め、さらにそれに振り回されていると感知できなくなったりします。
たまに、命式と生き方(仕事や嗜好など)がかけ離れている人というのがいて、
なんとなくカラ回ったり、見えない壁に阻まれているようだったりします。
まわりから見ると、「すごく活躍してる!」というように見える人でも、多くの場合本人は自覚していて、本人に尋ねると、
「頑張ってるのに成果が見えない」
「派手に動いてる割に実がない」
みたいな答えが返ってきたりするのですが、
その人が優秀であればあるほど、
既になんらかの地位や名声を得ている人であればあるほど、
方向転換したほうが良いですよ、とか、
少し休んでみたらいかがでしょう?とか言ってみてもなかなか届きません。
「頑張りどころはそこじゃないかも」
ということを伝えることは重たく、責任を伴うので軽々にはいえませんが、
そういうときに上手く伝えられるスキルがあれば良いのになぁと思ったりします。
話が逸れましたが、
こういう新しいもの、流行りものに振り回されていると、人生を誤ることすらあります。
よって、ある程度は慎重であることが望まれるだろうと思います。
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