お金を張って真剣に検証することで得られるもの

NYダウが調子よく上げています。
私は仕事柄株式投資ができないので、もっぱらインデックスファンドでの投資をしているのですが、
年始にがっつり売り払い、コロナ騒動が起こってガツンと何千円か下がって以降、下がり続ける中、毎日少額で買い進めていたものが、今日気づいたら、けっこうな額プラスになっていました。
まだ安心はできませんが、ちょっと嬉しいです。

金融機関にもよりもますが、最近のインデックスファンドは手数料や信託報酬が限りなくゼロに近くなっているので、
個人的に投資の相談を受けたときはだいたい日経平均連動かNYダウ連動のインデックスを勧めています。

なぜなら、
日経平均やNYダウが動くニュースというのは割と目にしやすく耳に入りやすいので、それほど精緻にニュースを追わなくてもある程度状況を把握できますし、
日々のニュースと値動きの相関関係をゆるくでも眺めていれば、「世の中を動かしている人たち」が何を考えているのか、というのがだいたい分かるようになり、その結果、高い視座、広い視野で物事を俯瞰することができるようになるからです。

いってみれば、
単なる投資というだけでなく、そうやってお金を日経平均にさらすとか、NYダウにさらすとかすることで、世の中にビビッドに反応できるようになり、
世の中にビビッドに反応する習慣ができると世の中がよく見えるようになり、
さらには投資もある程度ポジティブな結果になる、
…という正の相関関係が幾重にも成立するのでそれを勧めている次第。

前に、東洋思想を学び始めて以来、一つのアクションにいくつもの意味を持たせている、ということを書きましたが、
これも「投資をする」という一つのアクションに、①お金を増やす、②マーケットに敏感になる、③世の中の流れを知る、④権力者の意向に気づく、⑤ポートフォリオ(リスク分散)、など、いくつもの効果を期待できるのでインデックスを利用しているということです。
(個別株だと特殊な環境、特殊な要素が絡むので大きな視野とはいかないですし、そもそもそういう細かいニュースは追いきれないですし)

なお、狙っている効果のうち、現在最も大きな比重を占めているのは、東洋思想を投資に活かすその検証という点です。
つまり、時代論や干支、位相法などというものが、どのように経済に影響を及ぼすか、ということについて立てた仮説を自らお金を張って検証する、ということに最も大きな比重を置いています。

お金を張ることで緊張感をもって予測を立てることができますし、
お金を張っていることで値動きとニュースの相関関係について真剣に観ることもできるようになります。

ちなみに、これが「お金とニュース」だけでは単なる利殖ということになるのですが、
そこに「東洋思想」を絡めて「お金と東洋思想とニュース」にすることで、
利殖のみならず「世の中を予見する」「未来を見定める」ということにつながるように思います。

つまり、お金というモノサシとニュースという要素に、東洋思想のような再現性のある指標を軸に加えることで、他の事象に応用できるようになる、ということです。

先日、堀江貴文さんの『情報だけを武器にしろ』という本を読んだのですが、単にニュースと値動きの相関関係だけであれば割と一般的な情報ですけれど、そこに東洋思想や算命学という要素を加えた情報というのは、「武器」にもなりうるだろうという思惑もあります。

(既にそういう視点で投資をされている会社もけっこうありますが、まだまだ少数派なので。)

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

4 件のコメント

  • コメント失礼します。
    まさかホリエモンまで読んでおられるとは思いませんでした!
    よろしければこの本をお選びになった基準を教えて下さい。
    算命学とは離れますね。申し訳ありません。
    本の虫なもので、気になって仕方なくて笑

  • にべこずえさん、コメントありがとうございます。
    私は堀江さんに20年くらい前、ライブドアの前身、オンザエッジという会社の頃に仕事でお目にかかったことがあるんです。
    と、それはさておき私はこの方の合理的なものの考え方が好きで時々読みます。割と近いことを私もやっていたりするので、そのやり方を後押ししてもらえるように感じるからかもしれません。

    この本を読んだのは、未来予測の方法と帯にあったからです。
    実際、面白い本でしたが、9割は復習みたいな感じで既知のことでした。

    以下、本に書いてある内容で私もやっていること、共感することは以下のとおり…て、8割以上なんですよね笑
    多分、私の世代で起業を考えたことがある人はだいたい同じような習慣があります笑笑

    ・情報を狩りにいく(なんでも検索、なんでも調べる)
    ・情報をシャワーのように浴びる
    ・考える、調べる、試すの思考実験を繰り返す
    ・教養レベルを可能な限り上げる
    ・ノイズを入れる
    ・お金は信用のバロメーター(金融機関の人はみんな認識してますが)
    ・アイデアは情報のつなぎあわせ
    ・情報にはストーリーをひそませる
    ・情報の掛け算が大事
    ・情報だけでなく情熱が大事
    ・アウトプットは見切り発車でいい
    ・アウトプットを重ねることが天職につながる
    ・情報を行動に変えることでアウトプットが完成する
    ・文章はスマホで書く
    ・常識に逆張りする
    ・立派な記事にもおかしな情報は多い

    仕事では割と常識的な人に囲まれているので、たまにこういうとんがった考えの本でガス抜きというかバランスを取る、という面もあります。

    ちなみに、算命学を学ぶ、活かす、検証する、というようなことも、上記をルーティンにすることで理解が進みやすく、定着しやすいように思っています。

  • ご返答ありがとうございます。
    Amazonレビュー並の質量ですね!
    読んだ気になってしまう見事な抜き書き?で
    色々刺さる項目いっぱいです。
    参考にさせていただきます!

    私のなかでは先生はホリエモンというより
    ちきりんなのでちょっと驚きました。
    まぁどっちも思考方法はかぶる気もしますが。

    しかし自分の方法論を算命学で応用されているとは
    さすがのホリエモンも想定外でしょうね笑

  • にべこずえさん
    「ちきりん」を知らなかったので調べてみました!
    ハイキャリアな女性ですね!
    堀江さんにせよちきりんさんにせよ、なんていうか2つくらい高い次元でものを捉え、考えていると思うんですよね。
    最近は世の中の「思考の二極化」というのも気になる中では、無駄な情報に汚染?されることを避けて、触れる情報や知識を選んでいく必要があるのかな、と思っているところです。

    いつもありがとうございます!
    引き続きよろしくお願いいたします。

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