ネットワークビジネスの勧誘への耐性と対処

ご相談にのる、ということをしていると、
「ご相談」という体を装ってネットワークビジネスの勧誘をされるということがあります。
少し前にも、長々と相談メッセージをしてきた人の思惑が、旅行系のネットワークビジネスの勧誘だったということがあり、
いずれも割とよく知っている知人だったのですが、腹が立つより疲弊してしまって、縁をプツリと切りました。

なんていうか、吸い取られる感じがあります。

私は、保険や投資、ネットワークビジネスなどを勧誘してこられた方は、
基本的にその後のお付き合いはしないことにしています。
さらにいえば、良くわからない(私より拙い知識での)説明に、無駄な時間を取られた場合は、その疲弊と時間分のお金を請求することすらあります。

その話をすると、けっこう強硬であることに驚かれることがあるのですが、
人間というのは、

〇どんな人と付き合うか
〇何をすることに時間を費やすか
〇どんなことを考えて過ごすか

…ということが、自分を形作り、自分の環境を形成し、その後の進む道を呼び寄せるものなので、
自律的に自分の人生を生きようとする場合には、きちんと選択する(=不要なものは排除する)ということが不可欠だろうと思います。

こうしたことについて、
とりわけ身弱の人、只今現在身弱の星がめぐっているような人は、外側からの攻撃(勧誘やセールス含む)や思考の汚染への耐性が弱いので、
油断すると人がいつの間にか入り込んでいる、ということが多いように思うのですがいかがでしょうか。
なので、身弱の人(特に4点以下)は、危険を察知したら、そういう危険要素とはスパッと縁を切ったほうが良いのではないかと感じています。

一方、身中以上の人というのは、ある程度、現実的・客観的な判断をして取捨選択をすることもできますし、
そもそも外側からの攻撃や思考の汚染に対して耐性があるので、極端に流されるということは少ないように思います。
天恍星などは、流されやすい(=環境に合わせる傾向)というのはありますけれど、縁を切らなくても適当にあしらえる面もありますね。

十二大従星というのは、「心の強弱」であるといわれますが、
もう少し具体的に言えば、自分が現実の世界において押し出すエネルギーの強弱であるといえます。

自分と世界の間で、
自分が現実の世界へ押し出す力が十二大従星の点数で、
自分が無形の世界へ向かう力は、その十二大従星の点数に反比例します。

現実へ押し出す力が強ければ強いほど、無形の世界には向かいにくく、
無形の世界から受け取るものの量が多ければ多いほど、現実世界へ押し出す力は弱いといことになります。

これを冒頭のネットワークビジネスなどの勧誘への対処ということでいえば、
現実の世界への対応力がある人は、ある程度耐性があり、かわすこともできますが、
無形の世界に寄っている人は、現実における耐性が弱いので、危なそうなものは早い段階で遮断したほうがいいですよ、ということになります。

もっとも、身弱のエネルギーというのは、危険なもの・怪しいものへの耐性が弱い分、敏感にそれを察知する能力は備えています。
重たい気とかネガティブなオーラとか、あるいは危険な方向とか、そういうものに身弱の人は敏感です。
(異常干支などがあるとさらに感覚が鋭くなります)

なお、現実世界へ押し出す力が弱くても(=身弱でも)
環境やまわりの人の「気」に同調することによって、あたかも自分が現実を動かしているかのような現象を創ることはできますが、
(例えば、引き寄せの法則が得意なのは身弱のひとに多いように思います)
それは煙幕のようなものなので、力強くはなく、満足度もそれほど高くなく、長続きもしません。
(そもそも身弱の人は現実にあまりこだわらないので)

よって、現実世界へ押し出す力が弱い場合にはポイントを絞って一意専心的にその煙幕を演出し、
必要に応じて他人の力を借りるとか、オートマチックな仕組みを作るなどして、自分は後ろに退いておくほうが有効かつ健やかな在り方であろうと思います。

一方、身強の場合はどうかといえば、
現実世界を力強く創っていく、盤石の足場をもって世の中に対峙していく、しっかりと人の前に出て、人をけん引していく、というようなことが主な役割ということになるのですが、
なぜ彼らがそれをすることができるかといえば、ある面では鈍感であり、攻撃や思考の汚染などへの強い耐性があることによります。

これはつまり、自分が大嫌いなものや許しがたいものと対峙しても、それに耐えられる強さがあるということで、
なぜ耐えられるかといえば、感覚が少なからず鈍感だから、ということです。
こうした要素は、やや繊細さに欠ける面として出てくることもあり、例えば結婚などにおいても「その人本人」よりも「その身分・属性」などのほうを重視する傾向や、愛情がなくても結婚を維持できる性質のような形で現れることもありますね。

どちらにもメリット・デメリットがあるので、
メリットを生かし、デメリットへの備えをしっかりとしておくと良いだろうと思います。

…ということで、私は備えとして、ネットワークビジネス・保険・投資の勧誘はお断りしておりますのでご了承くださいませ。

⭐︎コメントバックが遅れていてごめんなさい!

今週末のうちには返信する予定です。よろしくお願いいたします。

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

4 件のコメント

  • おはようございます。
    今回の身弱と身強のお話、何か日本人と中国人の対比と重なってしまいました。(笑)
    日本人は以心伝心、空気を読むという言葉がある通り察知能力や同調力に優れた面があるものの
    周囲の人間に流され易く他人に譲ったりしがちで趣味も広く浅くで長続きし難い面があって身弱的。
    対して中国人は大陸的で茫洋して鈍感にみえるけど環境適応力は抜群で、逆境にも強い耐性があり
    この辺りは身強に通じるのかなと。
    特に「自分が大嫌いなものや許しがたいものと対峙しても、それに耐えられる強さがある」
    という文章は丁度今から1800年前に亡くなった三国志の英雄、曹操を思い浮かべました。
    人形劇などでは悪玉ですが実際の彼はどんなに憎い相手でも才能があれば目をつぶって
    今までの事を水に流し迎え入れたといいます。1800年前の人ですが現在でも彼の生きざまは
    大変参考になるのではないかと思います。私なりにこの人は子年に亡くなっているので
    身強である子丑天中殺生まれかなって思っています。

  • 紅虎さん、こんばんは!
    さすが古典に詳しいですね。
    中国人と日本人、なるほど。ご指摘の流れでいえば、島国と大陸の違いという感じもしますね。
    アメリカ人なども耐性強い文化のイメージですがどうでしょう。
    曹操は玉堂星の身強のイメージでしたが、子丑天中殺とまでは考えつきませんでした。
    しかしそういう要素もある感じがしますね笑
    割と感情的な要素もあったようなので、激し目な相克もあったであろうと思っています。
    引き続きよろしくお願いします。

  • おはようございます。返信ありがとうございます。
    アメリカ人は自分の思い通りに生きるイメージがあり我儘で耐性強いとは思ってみなかったのですが
    海外からの移住者で成り立っているという意味で十大主星では龍高星が思い浮かび
    龍高星のキーワードには忍耐の意味もあったはずでなるほどと頷けた次第です。
    次の帝王切開の話題についても。ぜひコメントしたいので宜しくお願いします。

  • 紅虎さん、遅くなりました。
    大陸は多人種多民族なので、ということでした。
    お察しの通りです、さすがです!

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