【雑記】
陽占からみる局法の続きです。
いわゆる凶運10種といわれるものですが、こうした凶の意味を持つ局も、その葛藤なり困難を経ることで成長につながるものでもあります。
また、つなぎ役の星を意識すると前向きな展開につなげることができます。
■推逆局
星図の縦線で水剋火の相剋がある場合。
主星と北と南のどこかで鳳閣星・調舒星と龍高星・玉堂星がある。
気性が激しく神経が鋭い。
感情的に物事を判断する傾向。
自分のあるべき守り(貫索星・石門星)を意識すると良い。
■円推局
星図の横線で水剋火の相剋がある場合。
主星と東と西のどこかに鳳閣星・調舒星と龍高星・玉堂星がある。
推逆局と同じく気性が激しく、神経質で感情的に物事を判断するが、それを現実において表出しようとするも、それができずに悩みやすい。
自分のあるべき守り(貫索星・石門星)を意識すると良い。
■生殺局
星図の縦線で火剋金の相剋がある場合。
主星と北と南のどこかに鳳閣星・調舒星と車騎星・牽牛星がある。
自分の自由な表現やあり方の先にプライドが傷ついて落ち込んだり、本来の魅力が発揮できなかったりする。
結果として自分らしい魅力が折々に変化しやすい。
蓄積や愛情、奉仕(禄存星・司禄星)を意識すると良い。
■殺局
星図の横線で火剋金の相剋がある場合。
主星と東と西のどこかに鳳閣星・調舒星と車騎星・調舒星がある。
生殺局と同じく本来の魅力を発揮しにくいが、そのプライドと自分の自由なあり方の葛藤が内にこもって悩みやすい。
蓄積や愛情・奉仕(禄存星・司禄星)を意識すると良い。
■井乱局
星図の縦線で金剋木の相剋がある場合。
主星と北と南のどこかに貫索星・石門星と車騎星・牽牛星がある。
自我・意志といった自分の守りが剋され、見た目よりも弱い。
厳しくされるの折れるので、優しく扱う必要。褒め育てに向く。
養子として大事にされたり、優しい祖父母のもとで育てられるとのびのびと育つ。
現実星の相剋なので現実面における縦線(精神)の影響として現れる。
知性学び、体験(龍高星・玉堂星)を意識すると良い。
■乱命局
星図の横線で金剋木の相剋がある場合。
主星と東と西のどこかに貫索星・石門星と車騎星・牽牛星がある。
名誉評価が自分の世界を剋す。
家庭運・プライベート運と仕事運がシーソーする。
プライベートや恋愛、家庭のことが円満になれば仕事がうまくいかなくなり、
仕事がうまくいかなければプライベートや恋愛がうまくいく。
現実星の相剋が横線(現実)に現れる。
知性学び・体験(龍高星・玉堂星)を意識すると良い。
■破財局
星図の縦線に木剋土の相剋がある場合。
主星と北と南のどこかに、貫索星・石門星と禄存星・司禄星がある。
お金を現実に貯めるものの、自分の自我・意志に資する何かに出会うとガツンとそのお金を一気に使ってしまう。
自然体でお金を使う、放出する、それにより何かを伝えること(鳳閣星・調舒星)を意識すると良い。
■曲財局
星図の横線に木剋土の相剋がある。
主星と東と西のどこかに、貫索星・石門星と禄存星・司禄星がある。
現実面でお金が出たり入ったりする。
自我・意志の変化がお金の出入りにダイレクトに出てくる。投機運あり。
自然体でお金を使う、放出する、それにより何かを伝えること(鳳閣星・調舒星)を意識すると良い。
■地財局
星図の縦線に土剋水の相剋がある。
主星と北と南のどこかに禄存星・司禄星と龍高星・玉堂星がある。
お金の蓄積が知性を濁らせる。
知性に純粋さが失われ、物欲に溺れる。
財がたまるほど人格を落とす。
(身弱のほうが影響大)
金性(車騎星・牽牛星)があれば、名誉を大切にすることで人格が救われる。
■叉財局
星図の横線に土剋水の相剋がある。
主星と東と西のどこかに禄存星・司禄星と龍高星・玉堂星がある。
蓄財と知性・理性が葛藤し、思い切った商売・蓄財ができない一方、知性に振り切ることもできずお金にこだわる。
悪知恵による蓄財で人格を落としやすい
。
金性(車騎星・牽牛星)があれば、実ではなく名を惜しむことで人格が救われる。
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