律音というのがあります。
「りっちん」と読み、同じ干支の事をいいます。
自分の命式内に2つある場合をいうことも、
後天運で同じ星が巡ってくることをいうこともあります。
その場合、年運で巡れば「律音の年」といったりします。
新たな音が響き始めるときという意味で、
現象としては新たなスタートとか再出発、
宿命内に持てば二面性という意味もあります。
この律音、親子にあることもあります。
「命式は遺伝する」
といわれますが、親の日干支を子が年干支として持つとか、よくあります。
これは、その親が同じ干支をもつ子に託す仕事があるということ。
逆にいえば、その子は親のその仕事を継承するために生まれてきたともいえます。
律音の子が生まれた場合、
その親は宿命(命式)通りに生きないということもよくあります。
それは、子がその仕事を引き受けてくれるので、宿命通りに生きないのかもしれないな、と思います。
納音(なっちん)は音が納まる、
物事が一つのゴールを迎える時期ですが、
律音で新たな音が響き始めて、納音で納まる。
そう考えると、生きることはそれぞれの干支の音を響かせることであり、
それは波動として律音から音が響き始め、
納音から納まりに向かう、その流れを生きているんだなぁと思います。
親子の律音は、親の音を子が継承していく。
その風景を想像すると、とても美しいと感じます。
ちなみに、結婚相手とか友達に律音がある場合も、それはとても縁の深い相手です。
しかし自分と同じ音の人なので、干渉し合って「近親憎悪」的にケンカしがちであったりもします。
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