乙巳(いっし)の変、と言っても分からないと思いますが、大化の改新へつながるクーデター、中大兄皇子と中臣鎌足による蘇我入鹿暗殺が乙巳の変です。
宿命天中殺のなかに、
特定の日干支であれば即、宿命天中殺に該当する干支というのが4つあり、
乙巳(いっし)はその一つで、
この干支を持つ人は「精神の貴人、行動の野人」といわれ、言うことは立派だけど行動が伴わない、ともいわれる干支です。
これには理由があって、
現実というフレームの中に自分の存在を認識できない精神構造、
「超客観的」なので、現実を別世界のことのように見つめます。
なので一生懸命キレイゴトを言うけれど、どこか自分のことは棚に上げたりします。
ただ、そのことを本人も認識していなかったりもする。
ただ、だからこそ「正しさ」を掲げて突き進むことができ、そこには自らへの反省や逡巡がないので、凄まじい推進力を持ったりします。
この天中殺は、日居天中殺、というのですが、
それが苦しい、という話を聞きつつ思ったのは、
恐らく、何かを実現したり変えたりするときには、
「自分のことは棚に上げてキレイゴトを盾🛡に全力で戦える人」というのが必要なとき、というのがあって、
その評価の是非はともかく、その役割を果たすという宿命を持っているのだろうと思います。
実際、日居天中殺のひとは、周りでもオープンな場とかメディアとかに積極的に出て、語ったり発信したりしています。
大化の改新が、日本史上重要な意味を持っているように、
日居天中殺の人というのも、重要な役割を担うのではないかな、と思います。
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