昨日、今日と少し根を詰めて算命学の奥義の深いところを学んでいたら目眩がし始めて一旦休止しました。
算命学のような高次の知識を急いで学びを進めすぎるとこういうことがよくあります。
世の中の、目の前に広がっている現実というのは堅固で、自然の法則に沿って入るけれどその動きはゆるやかです。
しかし一方、算命学のような思想の世界というのは想念なので、自然の法則を学ぶこと、知ることによってあっというまに変化します。
それはある意味では成長なのですが、
身体がついていけないような成長をするのはとても危険です。
なので、
自分が身体を置く現実の世界と学ぶことで想念が飛んで眺める想念の世界、
そのギャップが大きくなりすぎるとこんなふうにブレーキがかかったりします。
仕方がないので、
ココアを入れてリラックスしながら、
友人が勧めていた『哲学と宗教全史』を読んでいます。
著者は日本で初めてネット生保を立ち上げられた出口さん。
以前から、ビジネスマン、経営者として尊敬していた方ですが、さらにこれほど歴史に詳しい方だったとは知りませんでした。
Amazonの書評など読むとライトすぎるような指摘もありますが、全体観を掴むには程よい読みやすさだと思います。
古代からの思想が時代に添いながら紹介されているのですが、
「古代の人が何を考えたのか?」
「古代の人が見ていた世界はどんなものか?」
ということについても触れてあります。
算命学や東洋思想にダイレクトには繋がらない箇所などにもハッとするような記述が多く、世界の思想は全てどこかでつながっていることを感じたりもできますし、
視野が広がり多角的、立体的に世界が見えてきたりもするので、
見かけたら手に取ってみることをお勧めします。
ちなみに、
今学んでいる「奥義」というのは大運に絡むものなのですが、そもそも大運自体が奥義なのではないかと思ったのですがどうでしょう。
大運自体はネットに転がっている情報や本になっている情報というのもたくさんあるのですが、その本質、使い方などは、口伝でしか伝えられていない、伝えてはいけないのではないかな、と感じました。
算命学を深めていくと、ときどきそういう「取扱注意」の学びに出会います。
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