吉備真備と金烏玉兎集

中国で、吉備真備の手による墓誌が見つかったそうです。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191225/amp/k10012228161000.html

 

吉備真備というのは私が生まれた街の人で、
私が生まれた街は「吉備郡(=現倉敷市真備町」。

私が古代日本の文化を始めとする東洋思想に傾倒する理由はそうしたルーツにあります。

 

なお、ブログ名である『金烏玉兎庵』は、吉備真備が日本にもたらしたといわれる陰陽道の奥義書『金烏玉兎集』に因んでつけました。

 

金烏玉兎集は現在に伝わるまでに様々に手が加わってはいるのですが、江戸時代あたりまで日本で採用されていた暦や方位、陰陽道に基づく様々な吉凶についての考え方が書いてあるので、東洋思想を学ばれる方であれば一度くらいは読んでおいても良いかもしれません。

 

私が面白いと思ったのは、
方位において干合の考え方が使われている点や、吉日の縁起についての物語的な記述です。
ほかにも、風水や手相なども簡単ではありますが触れられいて、これらがすべてつながっていることがよく分かる本でもあります。

 

何冊か出ているようですが、
藤巻一保さんの『安倍晴明 ほき(変換できません)内伝』(戎光祥出版)が読みやすいです。

 

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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