日座天中殺についての質問がありました。
確かにこれまで日座中殺についてきちんと書いたことがないのですが、これにはいくつか理由があります。
その一つが「日座中殺のあるべき生き方」というのは所謂「ふつう」の範疇にないということ。
そしてその「あるべき生き方」を逸れたときの禍というのを公開の場所で書くのは如何かと考えているためです。
よって、その全容についてはそのうち非公開の場所で書くことはあるかもしれませんが、公開の場所でそれを深く書くことは避けたいと思っているため、
ひとまずここでは「日座天中殺が目指すべき生き方」を書いておこうと思います。
日座天中殺のあるべき、目指すべき生き方を一言でいうなら、
○人々の先頭に立って旗を振り続ける生き方
○チャンスの前髪を掴み続ける生き方
だろうと思います。
天中殺というのは欠けを示すもので、
例えば子丑天中殺なら北方欠け、戊亥天中殺なら現実欠けであるということになります。
これが宿命中殺になると、年干支であれば社会に出て行く場所、月干支であれば自分の足場など、その中殺された場所の枠組みがなくなります。
では日座天中殺はどうかといえば、
日座天中殺の干支である甲戊、乙亥は申酉天中殺に属すので西方(配偶者や身内)が欠け、
さらに日座天中殺はその日干支自身が中殺されるので自分自身の本質的な役割においてその枠組みがなくなります。
生年中殺なら社会に出て行くその世界が壮大すぎて不安定になり、
生月中殺なら自らの立脚点が壮大すぎて不安定になるため、
そこに足場を築くには本質的な自分の在り方を発揮して行くことが必要なわけで、それができれば中殺も活かすことができるのですが、
日座天中殺というのは、そもそもの自分の在り方自体が壮大なので、そもそも自分のあり方そのものがコントロール出来にくいものとなります。
そうすると、何か自分の在り方を既存の価値観の中で構築しようにもそれが出来にくくなり、結果としてとても生きにくいということになります。
こうして書くとひどく大変そうに聞こえるのですが、これを逆から見れば、
自分の在り方を枠にはめることなく、既存の枠組み既存の価値観の中から出て生きていくことができれば健やかに在ることができるということでもあります。
いってみれば、
他の干支は多かれ少なかれ既存の枠組みの中で生きることが宿命づけられ、それを外れると苦しいことになるのだけれど、
日座天中殺の人に限ってはそういう既存の枠組みが全くないので壮大な世界に自由に打って出る権利が宿命的に与えられている、ということで、
その在り方こそが冒頭に挙げた、
○人々の先頭に立って旗を振り続ける生き方
○チャンスの前髪を掴み続ける生き方
ということになります。
「人々の先頭に立って旗を振り続ける」とは、
誰も思いつくこともなく、ましてやってみたこともないようなことについて先陣を切って声高に提唱するとか、
世の中が当たり前だと思っていることに切り込み別の角度から光を当て、世の中を変えて行くビジョンを提示する、
…とかそういうことです。
「チャンスの前髪を掴み続ける」とは、
何か機運が来たらまずそれに乗り、その完成を見ることなく次の機運に乗り移っていく、
新しいことを世の中に提示したらそれが根付くよりも先に次の新しいことを捉えに行く、
…とかそういうことです。
いってみれば、
「言うだけ番長」を胸を張ってその役割を果たし続ける在り方、という感じといえば伝わるでしょうか。
日座天中殺というのをぐぐると、
割とシビアなことばかり出てくるものですが、
私のまわりには日座天中殺を大いに活かし、
それをもって社会に大いなるビジョンを示しながら活躍している人や、
新たな世界観や人生観を提唱し、テレビや新聞などに度々出たり、多くの人の前で講演をされている方もおられます。
彼らは日座天中殺にはご法度的に書かれる家庭を持ち、素敵な配偶者と何人ものお子様に囲まれて生きておられるのですが、
そうした様子を見ながら思うのは、
日座天中殺というのはその役割、既存の価値観に囚われない自分の在り方をを全うする限りにおいては、配偶者や子供というのに禍が出ることはないのではないか?ということです。
一般的に、配偶者や子供がいると、どうしたって自分を既存の世界に当てはめざるを得ないもの。
しかし、今のような時代、自分が常識の枠を超えて行くことが必ずしも配偶者や子供とあることと矛盾するとは限りません。
もちろん、世の多くの人たちは既存の価値観の中で生きざるをえないということもありますが
しかし、やろうと思えばやれないことはなく、
少なくとも私のまわりにはそれをやってキラキラと活躍している人が2人いて、
彼らの在り方は日座天中殺の生き方の一つのお手本として捉えられるのではないかと考えています。
個人的に、
日座天中殺というのは恩恵であり特権であると考えています。
日座天中殺の方はぜひその特権を活かし、
○人々の先頭に立って旗を振り続ける生き方
○チャンスの前髪を掴み続ける生き方
というのを模索し、実現していっていただければと考えます。
※その在り方をもって禍を避けられるだろうというのは私の仮説です。
私がサンプルとして挙げた2人はまだその人生の中盤におられるので、その後どうなるかは分かりません。
よって、一つの参考としてご覧くださいませ。
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