このところ、ご相談に来られる方がそのきっかけとして挙げられるのが、かなり前に書いた、「水性の星は腹黒い」という投稿です。
一般的なブログでは、星の良い面にフォーカスしがちなので、あまり悪い点については書かれないからか、
そのネガティブな指摘が刺さったので話を聞きに来ました、という方がけっこうおられて、面白いな、と思いました。
というのも、一般的にブログで勉強していると、つい「いいとこ取り」してしまう傾向があるのですが、
その中で「ネガティブな指摘が刺さった」といって来てくださる方がいる(実際には最近はオンライン中心ですが)、ということを興味深く感じた次第。
私は業として命式を拝見するわけではないので、あまり人気取りとか集客ということを意識する必要がなく、
むしろ算命学の本質を知る、星の裏も表読み取って、その本質的な姿を捉えたい、
それについて考察を重ね、反応をいただくことでそれを検証していきたい、と考えているため、
ときに率直すぎるようなことも書き、結果として不興を買う、ご不満のメールをいただく、ということがけっこうあります。
が、そんな中で、そういう「率直すぎる内容」に興味を示してくださる方がいるというのは、本当にありがたいことだな、と思います。
ありがとうございます。
実際のところ、
一極二元で物事を眺めれば、何事にも良い面、悪い面というのがあるのは当然ながら、
良い面というのは日の当たる場所、日ごろ目に付くところにあり、普段から認識している「当たり前」のことである一方、
悪い面というのは日の当たらない場所、目につかない場所、隠れた場所にあるのが通常で、
普段は知らない気づかない、あるい「気づかないフリ」をしていたりするもの。
だからこそ、その「悪い面」の指摘を目にしたりすると、ビビッドに心に響くということなのかもしれないな、と思いましたがいかがでしょうか。
…と、いうことで、ちょっと需要がありそうな気がしたので、今日は十二大主星の悪いところを一言ずつ書いてみようと思います。
せっかくなので、仕事や友人関係において出てきがちな悪い面を書きます、ので東の星で考えてくださいませ。
貫索星:ワンマンでマイペース。嫌なことがあっても攻撃することはないですが、ダンマリを決め込んでテコでも動きません。
石門星:あらゆるひとと仲良くなりますが、それはすべて自分の目的のため。好き嫌いで人間関係をつくることはありません。
鳳閣星:のんびりに見えて、本質を捉えている人。ただし、その本質=常識ではないので、体制的なタイプの人には好かれないかも。
調舒星:鋭い美意識ゆえに非情な批判や反抗心を持つため、協調性はまるでない。
禄存星:人に好かれたい(引力本能)がゆえに、誰にでも愛想を振りまく八方美人。実は自意識がとても強い。
司禄星:常識的で保守的、よって付き合いは大事にする。…けれどケチで倹約家。
車騎星:仕事があれば即着手、それも猛スピードで片づける働き者。但し仕事が粗く、ケアレスミスが多発する。
牽牛星:誇り高く、役割や地位を得ると頑張るが、その先に選民意識が見え隠れして人が寄り付かない。
龍高星:創造力・改革力が際立つが、それはつまりその前段階で破壊するということ。破壊と創造を繰り返す。
玉堂星:頭は良いが理屈っぽい。理詰めなので情に欠ける。また、理論理屈をもつがそれにとらわれ常識を超えられない。
以上、いつもは一極二元を意識して、悪い点を書くときは良い点とセットで書くのですが、今日は悪い点だけ書きました。
なお、東の星というのは、仕事の星、お金を稼いでいくのに使う星です。
よって、上記のネガティブな内容が短所ではなく長所ととらえられるような環境で仕事をすると、健やかに発展し収入にもつながるだろうと思います。
明日、上記の悪い点の活かし方、ポジティブな捉え方、仕事への活かし方を書く予定ですが、せっかくなので、
「頭の体操」と思って、
○上記の内容を生かせる仕事
○上記のような要素が評価される職場
…というのがどんなものか、ぜひ考えてみてください。
こういう一極二元の思考が身についてくると、いろんな面で活用できますし、何よりラクになります。
最近のコメント