遺伝子でも相性がわかるそう。
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO52568680V21C19A1EA9000
命式をみればほぼ確定的に相性は分かりますが、
それと遺伝子のデータと、整合性があるのか気になるところ。
ちなみに、記事からの引用のこの内容、
「遺伝子検査」のところを「算命学」に読み替えたような場面というのはけっこうよく遭遇します。
『結婚は8年で冷え切ったが、息子もいて終止符を打つか当時は迷った。「判断材料がほしくて」遺伝子検査の相性判定サービスに頼ると、相性スコアは「48%」。「(この遺伝子パターンでは)長続きするカップルは少数」と説明された。「生物的に合わないならと吹っ切れた。妻も納得した」と振り返る。』
命式において全くかけ離れた人というのは基本的に親しくなることすら稀ですが、
それでも何かの理由や目的、あるいは後天運によるつながりがあって結婚している人というのはいて、
そういう人は「何か違う」という思いを抱えているので、強い縁がないですね、と遠回しに伝えるとホッとした表情で納得されたりします。
私の両親は父が23歳、母が21歳のときに結婚しているのですが、命式を改めて見直していたら、
干合が二重に、半会が三重に、さらに三方位もあり、
陽占では母がきちんと父を支える形になっていて、強い絆で結ばれていたようです。
子供の頃は両親の喧嘩に胸を痛め、
中学、高校の頃はほとんど父が海外に行っていたので、「仲の良い両親」の記憶はほとんどありませんが、それでも離婚することなく添い遂げたのはやはりそういう命式のつながりゆえのことだったのだろうと思います。
父の晩年の10年くらいの仲良くしていた両親の姿が本来の姿だったのかもしれません。
その意味では、
相性の良し悪しというのは「そのとき」「その瞬間」ではなく、長いプロセスにおいて分かる、意味があることなのだろうと思います。
命式的に強い相性のない(=共通干支のない)関係というのは、結婚してもそう長くは続かないといわれます。
瞬間的になんとなく続くことはあったとしても、せいぜい5年10年くらいが限界ではないかと思います。
特に身弱の人の場合、
「無理やり何かを続ける」ことは難しいものなので、それがより顕著です。
身強の人の場合、結婚に限らず仕事などにもいえることですが、合わない人や仕事でも力技で続けられたりします。
しかしそれが幸せかどうかは別の話。
もし何か立ち止まることがあったら一度しっかりと考えておくことが必要だろうと思いますし、
できるなら、結婚前に確認しておくことが望まれるように思います。
それを「計算された人生」と捉える向きもあろうかとは思いますが、
例えばお金のための結婚とか体裁のための結婚のようなものよりは随分とマシだろうと思いますし、
人生の長いプロセスを若い時期に独力で見通すことなどはなかなかできないものなので、それを古来賢人が尊んできた万象学、算命学に委ねるのも良いのではないかと思います。
算命学というのは森羅万象の自然の在り方を説く学問であり、それに則った結婚というのは自然な結婚であるといえます。
自然なものは長く続き継承され発展します。
不自然なものは歪み廃れ淘汰されます。
こうしたことは、算命学によらずとも世に起こることを精緻に観察していけば分かることでもあります。
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