河井克行・案里夫妻が逮捕されましたね。
夫婦で活躍しようとすると、こういうことになるよね…と思いつつ、
前にも同じようなことを書いた気がして調べてみたら、
今年の一月、公職選挙法違反の疑惑が持ち上がったときに既に書いていました。
こちら:https://www.kinugyokutoan.com/?p=116
今回の逮捕について算命学的な理由を平たく拾えば、
克行さんは刑が2つも巡ってますね、とか、
案里さんは天中殺ですね、とかいろいろあると思うのですが、
※案里さんは天中殺中の東方支合ですが、「悪いことをした結果として、然るべく逮捕された、ということでしょうか。
…これとは別に改めて星図を眺めつつ、
このご夫妻はともに晩年期に天南星がめぐっているのですが、
(克行さんは壮年期天貴星、案里さんは壮年期天恍星)
壮年期以外に身強の星がある人というのは、
どうも「やり過ぎてしまって失敗する」という感じがあるなぁ。
…と思ったのですがいかがでしょうか。
つまり、
身強の星というのは、
その本質として「人を率いる」「人の上に立つ」という役割があるので、
その身強星がどこにあっても(若年期でも晩年期でも)気持ちが強く押し出しも強いのですが、
本質的にその役割が果たせるのは、
その身強の星がめぐっているタイミングに限られます。
よって、
壮年期に身強の星がめぐっているような人であれば、
社会人として一番活躍するタイミングで、
「人を率いる」「人の上に立つ」という役割を期待されるままにその役割を全うできるのですが、
若年期とか晩年期に身強の星がめぐる人というのは、
どこか気持ちばかりが先走り、
本人は「自分こそは人を率いることができる」と信じて疑わず、ゴリゴリと邁進するのですけれど、
まわりから見るとどこか違和感を感じる、
まわりに対してひどく尊大な印象を与える、
…ということになりがちで、
それを放置すると、どこかで大きく転んでしまう気がします。
とはいえ、多くの場合、
例えば組織の中で働いたりしていると、
壮年期以外身強の人がゴリゴリやっていればだいたいはまわりの態度や様子から、
「どうも自分はおかしいみたい」ということに気づきます。
例えば、
壮年期に身強の人が「人を率いる」「人の上に立つ」ということをしてもまわりからは自然に受け入れられ、
自分と同じことをしても尊大だとは言われないのに、
なぜか自分は尊大だと叩かれたりする。
そういうことに、
ある程度自分を客観的に眺められる環境にある人は、気付くことができるので軌道修正していくのが一般的です。
けれど、国会議員のような「先生、先生」と崇め奉られているような立場では、
まわりがそんなふうに違和感を覚え、尊大に感じていることに気づかずに過ごしてしまうことになり、それに気付くのは大きく転んだ後のこと、
ということになるのだろうと思った次第。
もちろん、
身強の星というのはどこにあろうと身強です。
けれど、
だからといって、若年期や晩年期にある身強星を、そのままどこでも使えるわけではないということは認識しておかなければ、
手痛い失敗をすることになるだろうと思います。
若年期に身強星があるなら、若年期にその身強星を消化して、その「人を動かす」「人を率いる」という経験や視点をもって壮年期の星を消化するのが望ましく、
晩年期に身強星があるなら、晩年期にその身強星を光らせることを目指しながら、つまり「人を動かす」「人を率いる」ということを目指しながら壮年期の星を消化するのが望ましいのだろうと考えます。

言い換えれば、
身強星における気心体というのがあるとすれば、
身強の気を備えるのが若年期身強、
身強の心を備えるのが壮年期身強、
身強の体を備えるのが晩年期身強、
…ということなのではないかな?
と、思ったのですがどうでしょう。
実際、
壮年期身強の人は人の上に立って違和感がありません。
自然で、尊大な態度を取られてもなんとなく納得してしまう感じがあります。
(もちろん、反発や好き嫌いはあるかもしれませんが)
けれど、
若年期身強、晩年期身強の人が、
尊大な態度をとるとどこか違和感があって、
なんとなく「分不相応」な印象を感じて反発したくなる気がするな、と思いうことがあります。
今回の河井夫妻の様子を眺めつつ、
地元議員の人たちは、そういう違和感を感じていたのではないかな?と考えました。
そもそもですが、
地元議員なんて基本的に自分の味方であるはずの人たちで、
こういってはなんですけれど、
こういうカネのばら撒きも大抵の場合は「陣中見舞い」とかなんとか、割と「習慣的な活動の一環」として立件されない(出来ない)ケースの方が多い中、夫婦揃って逮捕されるということは、
余程まわりからは違和感をもたれていて、その結果として全く人望がなかったのだろうと思わざるを得ません。
本質的に身強の星が光るタイミングであれば、
相応に人心を掌握するためのあれこれをも身につけて人の上に立つのでこうしたことにはならないんじゃないかな?と思いました。
その意味では、
天貴星という、健やかながら生真面目で、融通の効かない星がめぐる克行さんと、
天恍星という、人気はあるけど日和見主義で、地に足のつかない星がめぐる案里さんが、
今回のような事態に陥ったのは、本人たちの「不徳」によるのではないかな、と考えます。
他山の石として、精進しようと思います。
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