中殺がある人、中殺がない人

note のサークルのコメントに、
普通の人から見た「中殺のある人」が、いかに厄介で迷惑なものかについて書いてくださった方がおられました。

あまりそうしたことを、ハッキリくっきり知る機会というのがないのでとても参考になりました。
ありがとうござます。

よく、中殺がある人や異常干支がある人は「おかしい」といわれるのですが、
私を含め、まわりは中殺や異常干支のある人が多いこともあり、「おかしい」と「普通」の線引きがけっこう曖昧なのですけれど、

例えば大企業などにあって「普通に円満に仕事をしていける」人というのはたいてい中殺のない人であり、
中殺があるような人は、浮いてしまって迷惑がられるか、出過ぎる杭として活躍するかのどちらかであるように思います。

あるいは、
中殺のある人でも「意識的に謙虚に」「意識的に空気を読んで」「意識的にまわりに合わせる」
ということをしていれば、
ある程度、大企業や組織に馴染むこともできますけれど、
それは本来の中殺のある人の健やかな在り方ではないので、
他に中殺を消化できる世界を持たないと、心身ともに損なうことになりがちであったりもします。

…と、書いてみましたけれど、
本質的に、中殺のない人から見ると、中殺というのはまるで理解の及ばないことだと思います。

これは、
例えば三大奇星を持たない人が、三大奇星を理解できないのと同様に、
異常干支のない人が、異常干支がある人を理解できないのと同様に、
中殺のない人には中殺がある人を理解することはできません。
(想像するくらいはできるにしても)

その意味では、
互いに同じ要素や星を持ち合わない人同士による批判というのは往々にして的を射ないものである傾向にあり、
生産的な批判というのは本来、要素や星を持ち合っている人同士で行われるものに限られるのだろうと思っています。

さて。
中殺のある人は、「謙虚にすべき」ということが書かれたりしますね。

これについて、中殺がある人の壮大な世界観を苦々しく思っているような中殺のない人は、もろ手を挙げて賛同されると思うのですけれど、

これは、ある意味では「去勢せよ」と言っていることに等しく、
本質的に自分の人生を光らせようと思うなら、
こうした声に従うべきではないように思います。

個性を出すな、我慢しろ、まわりに合わせろ、という同調圧力というのは、「普通」の人にとっては当たり前に従うことができるものかもしれませんが、
(それでも、偏りが強いととても従えるものではないと思いますけれど)

恐らく中殺のある人がこういう声に従ってしまうと、人生全体が陰転します。

もちろん、「会社の中で」「お金を稼ぐために」「然るべき場所でのルールに従うために」という場合には、もちろん同調圧力に屈しておくべきであろうと思いますが、

例えば、
個人としての人生を生きるとき、
結婚生活やプライベートの生活を過ごしているとき、
…などにおいてまで、こうした同調圧力に屈して生きていると、個人としての才能発揮ができず、しおれてしまったりしますね。

その意味で、中殺や異常干支などの要素は持ち合った人同士で付き合うとか、
持ち合った人同士で結婚するとかのほうが、本来の自分らしさを発揮してのびのび生きていけるように思いますがいかがでしょうか。

中殺のある人が協調しながら生きた場合の苦しさというのは、
例えば、中殺があってかつ五行が揃うような方を見るととてもよく分かります。

彼らは中殺を持ちながらも、バランスよく五行が揃うので、案外とまわりと協調性をもって過ごすことができます。

けれどそういう矛盾の要素、
つまり、
枠のない、大きな世界で突き抜けていきたいという思いと、
バランスよくまわりと円満に協調性をもってやっていきたいという、矛盾した思いが併存することで、内面にとても大きな葛藤を抱えることになります。

人により、それを糧にするか乗り越えるか、あるいは諦めるか、それはそれぞれですけれど、
こういう矛盾を抱える場合、
傍目には「いい人」に見えたてしても、
単に中殺がある、という人よりもなお一層の葛藤や困難を抱える傾向にあります。
(その場合も、きちんと細かく方位と行動を一致させて消化すれば、葛藤や困難を解消することはできますが。)

本来の個性の発揮、本来の才能の発揮というのが穏当に生きていくためには必要です。
それを発揮できる環境や人間関係を選ぶことが必要です。

間違うと、まったく日の目を見ないとか、文句ばかり言われて生きるとかいうことになったりします。

これも一つの宿命と環境の一致。
合う人、合う場所、合う生き方をきちんと選んでいくことが大事です。

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2 件のコメント

  • 中殺や異常干支持ちの特徴の一つとして、一介の平社員が会議の席で発言をするとかありそうな気がするんですけど。会議の場合は発言を許されない同調圧力が蔓延していますが、保身に走らないのが中殺・異常干支持ちの気がしますがどうでしょうか?例えば、半沢直樹なんかは中殺持ちな気がしますが。

  • fun40さん、こんばんは。
    「中殺や異常干支持ちの特徴の一つとして、一介の平社員が会議の席で発言をする」、そうですね笑
    「半沢直樹なんかは中殺持ち」、今回のシーズンは観ていませんが、半沢直樹は確かに中殺ありそうです笑笑

    私もそういう傾向、ありました笑、そして叱られました笑
    そういうのを面白がってくれる上司にはめちゃくちゃ好かれますが、そうでないとスポイルされますね。

    ただ、中殺のある人が本質的に生きるなら、空気を読んだり保身に走ったらだめだと思っています。
    あるいは、きちんとその中殺を活かせる活躍の場がないと、腐りますね。

    コメント、ありがとうございました。
    引き続き、よろしくお願いいたします。

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