先日の国連気候行動サミットにおいて、
本気で地球温暖化に怒り狂ったスピーチをしていたグレタ・トゥンベリさん。
弱冠15歳にしてあの強烈な個性、壮大なスケール、激烈な怒りに満ちた演説を国連🇺🇳のような舞台で行うことができた彼女は一体何者なんだろう?
と、思って命式を見てみましたら、
くっきりはっきり命式通りで衝撃を受けました。
彼女の、
平和な世界ではちょっと見ることのないレベルの鬼気迫る表情を見て、
只者ではなさそうだと思いましたが、
あれは彼女の宿命、彼女の精神が投影されたもののよう。
どこかのテレビコメンテーター?が「親や左翼に利用されている」と言ったらしいですが、この命式を見ると、彼女こそが地雷源なのかもしれないとすら思います。
以下、いくつか気づいた点を挙げておきます。
①干支齟齬
干支齟齬というのは、
2つの同じ干支が斜めに並んでいるもの
2つの同じ干支が不自然に並んでいるもの、
2つの同じ干支が歪んで並んでいる形をいいますが、
干支齟齬がある人は、
世の中の歪みや不自然さに敏感で、それを見抜く人といわれます。
まさに世の中の温暖化や経済秩序の歪みを鋭く見抜いているのは、こうした干支齟齬によるものと思います。
②宿命天剋地冲
日干支と年干支が天剋地冲になっています。
宿命天剋地冲の持ち主はとにかくわがまま。
そしてまわりをガツガツ破壊します。
まわりを破壊しそうしたある種の犠牲の上で自分の運気が上昇する人でもあります。
当然に平穏な人生には向かうことはできず、
強烈な生き方に向かうわけですが、
そうした強烈な生き方を実現した場合、壮大なバッシングの渦中に立たされるという代償は伴うものの、短期間に社会的成功を得ることができます。
③宿命納音
月干支と年干支が納音になっています。
納音というのは60干支の対局同士の干支の関係なので、
自分の中に葛藤と矛盾を抱えています。
矛盾を自分の中抱えているので世の中の矛盾にも敏感になり、葛藤を解消するために一生懸命になったりします。
「自己の中の葛藤と矛盾」、「世界と自分の間の葛藤と矛盾」の解消は自分の内側での戦いがまず先にあり、それが外側に出てくると神経質な人のように映り、いずれは世の中を改革していく生き方に向かいます。
④ 子午双包格
子午双包格というのは、地支に子と午の二重冲動のある場合をいいます。
子と午が対角線上にある通り、人生が両極を行き来し、激しく変動するために生涯安定がありません。
「安定がない」というのは、世界各国を転々とするような生き方に向かう場合と、
運気が大きく変動する場合のいずれかといわれます。
(が、彼女の場合は両方にあてはまっていそうに見えます。)
⑤準鳳蘭局
鳳蘭局は陽占の星図が同じ五行の星で構成される場合をいいます。
グレタさんの場合は東の石門星以外が車騎・牽牛の準鳳蘭局。
強烈な個性を持ち、甚大なエネルギーを発して世の中を巻き込んでいく壮大なスケールの生き方に向かいます。
(その場合は前後何代かのエネルギーを投入しながらの活躍になります。)
⑥従官格破格
従官格は日干が他のすべての干支から剋される場合をいいますが、年支が火性なのでここが破格。
本来、貫索石門があると従官格から外れますがその意味でも破格です。
破格だけに、世の中の建て直しに向かって宿命が稼働する人なわけですが、
まさに、といったところです。
ちなみに東の石門星と中央の牽牛星は金剋木で乱命局。
外向きのことと内向きのことがシーソーする傾向もありますが、子午双包格などがあれば敢えてこれを指摘するまでもなく安寧はありません。
また、蔵干がほとんどないだけあって、パキッとしています。
以上、ざっと挙げたものを見るだけでもこれだけの激しい宿命を持つグレタさん。
一つとして違和感を感じる要素なく生きている彼女の発言は、それが万人にとって正しいかどうかは別にして、
彼女は作り物でも紛い物でもない本物で、
この世界に必要とされる人生を歩んでいるということなんだろうと思いました。
※命式は例によってセラファムさんのアプリで出しました。
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