後天運に巡る星と星図にある星との関係で、
その時期の過ごす方針というのが分かります。
例えば今年は己亥の星ですが、
日干が己であれば、貫索星が巡っています。
以下のような星図の場合、
★車○
鳳龍牽
○石○
北は車騎星×貫索星→反発の相剋で目上との関係が芳しくない時期です。
東は牽牛星×貫索星→和合の相剋で友人や同僚、兄弟や母親との関係は親しさの中にも反発のある時期。
西は鳳閣星×貫索星→和合の相生なので、配偶者や自分の支援者、親しい人との関係はしっくりうまくいき、助けられる機運があり、
南は石門星×貫索星→和合の比和で目下や子供、部下との関係は親しみはありつつも力んでしまう時期といえます。
なお、中央は自分の感じ方、心のコンディションで、上記の星図の場合、
龍高星×貫索星→反発の相生なので、
なんとなく反発はあるものの、世の中を生かしていく、貢献していくような機運といえるかもしれません。
後天運というのは外からやってくる機運なので、外的要素によって上記のような状況が生まれます。
これは、大運でも年運でも、短いですが月運でも日運でも利用することのできる見方です。
算命学はいろんな要素や占技があるので、これだけをもって「こう!」といえるものでもないですが、
意識しておくと良いように思います。
例えば、
上記の星図でいえば、
外向きのこと(=東)は衝突しがちなので内向き(=西)に比重を置いて過ごすとか、
外向きのことで衝突や問題が起こった場合はそれをそれを試練として受け止めて、「そういう時期」と俯瞰して眺めつつ過ごすとかいう感じです。
月運、日運は期間が短いのであまり意識する必要はありませんが、
年運や、10年スパンの大運の場合、
意識的に状況を捉えて、
自分がどのタイミングで活躍に向かいやすいのか?
どのタイミングでそれをを消化するべきか?
認識しておく方が、前向きに、計画的に自分の人生を歩むことにつながり、有意義であるといえます。
実際にはこれにめぐる干支から守護神かめぐるか忌神がめぐるかも併せて眺めて、
その意義と対策、生かし方を考えるのですが、上記だけでも起こることの傾向は捉えることができます。
ちなみに、
上記の星図は私の星図というわけではないのですが、
私は今年貫索星がめぐっており東は車騎星なので、外向きのことや知らない人と新たに知り合う場面などではけっこう苦しいことがよくあります。
今年は天中殺で、貫索星は中殺されてもいるので、予め外向きなことは控え、よく知らない場所に顔を出したりすることも控えていたのですが、
ここ何週間かのうちに何度か大事な人に誘われたこともあり、そういう外向きの場所に参加したら、案の定、なかなかしんどい状況に陥りました。
「分かっているんだからやめておけばいいのに」
あるいは、
「きちんと試練として受け止める心の準備をして自制しておけばよかったのに」
というお話ですが、油断したなぁと思います。
ちょっと反省しました。
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