何かを学ぼうとするときに、
世の中を見回せば、だいたいにおいて、
昔からあるもの、正統なもの、尊い正義、難解なもの、というのと、
最近できたもの、大衆的なもの、分かりやすく工夫されているものに二分することができます。
もちろん、
昔からあるもので大衆的なものや、
最近できたもので難解なものというのもありますが、
だいたいの傾向においてそんなふうにできています。
さて、先日、キラキラ系ブログ集客の、三ヵ月くらいで40万円という講座へ申し込むか迷っていますという相談がありました。
ご本人さまの了承を得られたので、ちょっと参考に書いておこうと思います。
最近はあまり知らないブログを見るということはないのですが、
その方が検討されている講座の運営者によるブログいうのをいくつか拝見していて面白いなと思ったのは、
私は、
昔からあるもの、正統なもの、尊い正義、難解なもののほうが高価であり、
最近できたもの、大衆的なもの、分かりやすく工夫されているもののほうが安価な印象を持っていたのですが、
最近は、
昔からあるもの、正統なもの、尊い正義、難解なものほうが安価で、
最近できたもの、大衆的なもの、分かりやすく工夫されているもののほうが高価である傾向にあるという点で、
そのことに驚きと共に、興味深さを感じました。
もっとも、
その昔からあるもの、正統なもの、尊い正義、難解なものほうが安価というのはお月謝という意味での話であり、
最近できたもの、大衆的なもの、分かりやすく工夫されているものというのは、数カ月で一括の料金であったりするからそう感じるのかもしれませんが。
さて、先に私の結論を書いておくと、
きちんと真面目な学びに向かう、それをもって身を立てていこうとするならば、
毎月のお月謝の講座に通うほうが望ましく、
何か月かの一括で何十万、何百万という講座というのは避けたほうが良いだろうと思っています。
だいたいにおいて、真面目な商売をしているような先生というのは、
一括での支払いなどを要求することはあまりありません。
算命学のお教室でも、高尾学館や朱学院はもちろん、その他の小さなお教室でも、きちんとした系譜の先生というのは、お月謝での対応をされていると思いますが、
これは、師と門下生の関係というのが脈々と続くものであることを前提としているためで、
学びには終わりがないということと共に、
もし師が学ぶに足らないと門下生が感じたときには、そこから立ち去ることができる、
師は門下生に対して常に意味のある学びを提供し続ける、学ぶに足る師であらんと緊張感をもって自ら高めていかねばならない、
…という相互関係を維持するための仕組みです。
よって、真面目な学びというのは、そうあるべきというのが私の考えです。
これに加えて書いておくと、
玉堂星や牽牛星があるような人は、キラキラ系ブログの講座には向かないのではないかな?
と、思っています。
いや、何かに興味をもつきっかけがそれであったということもあるので、
キラキラ系のすべてを否定するわけではないですが、
玉堂星や牽牛星があるような人が、そういう浅い内容のキラキラ系ブログを読んで一括何十万円の講座で学ぶその様子というのは、
玉堂星や牽牛星のある人が、カジュアルなダメージジーンズを着ているのと同じくらいの違和感をまわりに与えます。
そもそも、玉堂星や牽牛星があるような人というのは、安物買いには向きません。
講座を短期で一括で払うようなものというのは、端的に言えば「簡単にお金だけですべてを得ようとする」という思考であるという点において安物買いに等しく、
そういう選択をしている人というのは、どこかまわりに落ち着かなさを感じさせます。
特に玉堂星。
手っ取り早く、現代的なものでショートカットするような思考には一番向きにくく、
そういう選択をしていると、普通の人が当たり前にやっている中でも、ちょっと浮いて見えたりします。
もっとも、やりようによっては、その「落ち着かなさ」「浮いて見える感じ」というのを前面に出すことで、「目立つ」ということも可能ではあります。
よって、玉堂星や牽牛星をもって、軽薄感を前面に出せば、「目立つ」ことはできるかもしれません。
但し、いわゆる「目立つ」というのはアンバランスであるということなので、
そのアンバランスさによって一時、大きく発展するということはあるかもしれませんが、それは本質とは異なるので、永くその発展を維持することは難しいだろうと思います。
目立つことというのは、アンバランス、つまり星の偏りや、自然の姿との不一致から現れます。
そして、そのアンバランスというのは、一時の発展や成功をもたらすことがあります。
そうしたアンバランスが宿命にあるケースというのは(例えば格やら局やらがそれですが)ある程度長期的な発展や成功に向かうのですが、
宿命から離れて、自分で作り出すアンバランスやアンマッチというのは、ほんの一瞬の「目立つこと」や「成功」の先に脆く崩れるものなので、留意が必要だろうと思います。
⭐︎目立つ人=不自然な人、星図の位置から見える目立つ人が分かる。不自然な姿を陽転させたら落とし所を定めておくことが大事
https://note.com/kinugyokutoan/n/n5374a2d45f57?magazine_key=ma8ab308f3ccb
⭐︎自然=中庸=目立たない=幸せ? 幸せな小金持ちは目立たないから幸せ。中殺がある場合の葛藤と螺旋
https://note.com/kinugyokutoan/n/n739ba177c66c?magazine_key=ma8ab308f3ccb
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