十大主星と十二大従星の関係というのは、算命学を学ぶ最初のほうで教わります。
現実星は身強の星と相性が良く、精神星は身弱の星と相性がいい、といわれるあの話。
たぶん、私の小難しいブログをご覧になっている方であれば、だいたいの方はご存じと思います。
例えば、
貫索星なら天将星のような強い星と相性が良いし、
玉堂星なら天極星のような弱い星と相性が良いというあのお話です。
これについて、
一般的なブログやら教科書やらには、その「相性が良い」「相性が悪い」というような言葉で語られるのですけれど、
本来これは、もっと強い言葉で、
現実星に身強星がついているならそのまま星を使っていいけれど、
身弱星がついている場合には、きちんと星の使い方に工夫が必要ですよ、とか、
精神星に身弱星がついているならそのまま星を使って構わないけれど、
身強星がついている場合には、きちんと星の使い方を工夫しないとだめですよ、とか、
きちんと注意喚起をしたほうがいいんじゃないかな?と思うのですがどうでしょう。
だいたい、車騎星などに身弱星がついている人がせっせと運動選手を目指したところで苦しい感じがありますし、
鳳閣星などが身強星とともにあるなら、単に絵を描いたり文を書いたりするだけでは消化不良というものだろうと思います。
算命学を学ぶ場合、
基本となる型のようなものを山ほど学びます。
「この組み合わせがマルですよ」とか、
「この流れが良いとされています」とか、学びます。
例えば若年期に子供の星があって、壮年期に大人の星があって、晩年期に老年以降の星があるのが良いといわれるあれなどはその最たるもの。
けれど、そのマルとか良いとかされている通りの人なんてほとんどいませんし、
数多ある占技のすべてにおいてマルと良いしかないような人などまずいません。
大事なのは、
そういう基本の型を前提として、様々な良いとかマルといわれる要素を組み合わせ、掛け合わせて、
いかに自分に与えられた要素を健やかに発揮するか、自分の持つ要素をどれだけ活かすか、ということであり、
「運命の改良」というのは、そういう組み合わせ・掛け合わせによる工夫をすることをいいます。
私は、ネット上に転がっているブログで勉強することも意味があると思っていますが、
その場合に必要なのは、そういう、情報を組み合わせ、掛け合わせる知恵と工夫です。
一つ一つの情報を、断片的に捉えるのではなく、
すべての基本的な情報をきちんと押さえたうえで、
一つの情報ともう一つの情報が、どうつながるのか?組み合わせるとどうなるのか?
ということに、思いを巡らせ知恵を働かせ、立体的に捉えていくことが必要だろうと考えます。
算命学を活学として活用していくなら、当然に、そういう知恵と工夫が不可欠であり、
そういう知恵と工夫を繰り返す先において、腹落ちするとか開眼するとかいう、くっきりとした理解につながるものだと思っています。
ちなみに、「自分の命式を知る」ということを真に達成しようとするならば、
自分の星だけでなく、すべての星の姿を知る必要があります。
人間というのは、集団の中に在ってはじめて自分というのものの輪郭を捉えることができるもの。
逆に言えば、自分だけ見ていても、自分がどんな人間か?自分にどんな才能があるか?をくっきりと理解することはできませんね?
それと同じで、自分の星の意味するところを捉えるには、他の星を知る必要があるわけです。
なお、noteのほうでは、ただいま東方と南方の星の組み合わせから、
世の中で活躍する、名を上げる、評価される、お金を稼ぐということと、
自分が満足する、幸せを感じる、夢と理想の在り方ということをいかにして両立するか?ということを、
こんこんと書いています。
十大主星×十大主星なので、ざっと100通り。
それも東方貫索星からはじまって、ようやく東方龍高星まできたところですが、
他の星の姿や在り方、他の組み合わせの姿や在り方との比較において、自分の星の在り方や活かし方が分かりました、という感想をいただきました。
算命学で自分を捉えるときには、「集団の中の自分」という視点は不可欠と思います。
2020年11月四週目のマガジンを公開しました📚
写真は「酔芙蓉」という花の木です。
花色を変えていくその姿が酔いに顔の色が変わっていく様子から酔芙蓉というのだそうです🌸
https://note.com/kinugyokutoan/m/m8c7b0d8fbc8b
⭐︎2020年11月三週目分のマガジン🍁
https://note.com/kinugyokutoan/m/mcfaaee29b6e1
⭐︎2020年7月公開分(統合版)
https://note.com/kinugyokutoan/m/mcc226453dbaa
⭐︎2020年6月公開分(統合版)
https://note.com/kinugyokutoan/m/mf542b913af8d
⭐︎サークルへのご参加も歓迎しています📚読む専もOKです。
https://note.com/kinugyokutoan/circle
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