ドン・キホーテの前社長である大原さんが逮捕されましたね。
今の時代、上場企業の社長が、自社のTOBにあたり、自社株購入不正推奨の疑いで逮捕されるなんてなかなかありませんが、
なんとなく、ドン・キホーテならあるかな?という感じがするから不思議です。
さて、そうはいってもちょっとセンセーショナルというか、ちょっと興味がわいたので大原さんの命式を観てみましたら、
ちょうど今年は東方に旺気刑がめぐっていて、なるほど、と思いました。
一般的に、刑というのは争いや葛藤といわれ、
旺気刑というのは、自分の身近な人、自分の最も大切な人との争いといわれます。
けれど、「刑」の文字通り、警察のご厄介になることなどを指すこともあるともいわれるので、
まさにそのタイミングでの逮捕であったといえます。
ちなみに、現在は旧暦の11月で亥月ですが、12月7日以降、子月になれば、月運でも旺気刑がめぐることになるので、
ダブルの刑の時期に警察のご厄介になる、ともいえますね。
位相法は陰占なので、現実の事象が起こる、現実においてそのカタチが起こるといわれますが、
こういう事例をみると、つくづく位相法というのはくっきりはっきり出るものだなぁと思います。
なお、そもそもの刑の成り立ちというのは三合会局(半会)と方三位の対立であるのですが、
大原さんの例でいえば、
大きく発展に向かう、富裕層の友人たちと仲良くセレブな世界でやっていく、という方向性(友達への自社株購入不正推奨)と、
現実・日常の延長にある、平凡・平均・ふつうの世界での生活(上場企業の社長としてルールを守るという大衆に恥じない在り方)という方向性が対立、
というのが、この刑の本質であろうと考えます。
ちなみに、人体星図の東方は牽牛星の人。
東方は社会への扉であるわけですが、実際この方はサラリーマンとしてドン・キホーテへ入社、
その後の活躍により社長に上り詰めた方であるので、見事に牽牛星を発揮されたことが伝わってきます。
なお、牽牛星というのは、役目意識や責任感という意味もありますが、
「自分は特別」という選民思想を持つケースというのもあり、そうしたことから会員制ビジネスに向くともいわれます。
実際、「1兆円コーチ」として経営者グループOCC members 100という会員制グループの代表も務めておられたそうなので、
そういう選民思想の果てにおける今回の逮捕であるとも言え、
こうしてみると、牽牛星は位相法の刑にはけっこう注意が必要な星といえるんじゃないかな?という気もします。
もう一つ加えるなら、壮年期の十二大従星は天胡星の人でもあり、
たたき上げで上場企業の社長となり、その生き方を完遂することができなかった理由は、この辺りにもある気がしますがどうでしょうか。
牽牛星というのは役目役割を自認して、きっちりそれを果たしていくことの先に光る星。
役目役割を軽んじる在り方、責任を軽んじる在り方というのは、こういう事態になりがちです。
上場企業の社長のような大きな役目役割でなくても、
例えば牽牛星を持ちながら、仕事を疎かにして役目を果たさないとか、転職を繰り返して責任を与えられないとか責任を果たさないとかいう在り方も陰転含みとなりますので注意が必要と思います。
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