生月中殺の「所属する組織に安住できない」ことの作用と反作用について

本日、ちょっと用事があって、以前の職場に立ち寄りましたら
当時はずいぶん嫌われていた(ように感じていた)元同僚の方がニコニコしながら寄ってきて、
その方は多分仕事中だろうに、あれこれ質問されたりその方の近況を話されたりと、

…まるで「すごく親しい同僚が久しぶりに来てくれた!」みたいな扱いでもってご対応いただきました。

生月中殺などがあると、
所属する組織に安住できない、
所属するグループへの不信感・所属するグループからの不信感がある、
自分の立場が常に不安定である、
といわれるとおり、

職場などにおいても、
安定的に所属員として受け入れられる、
職場のみんなに好かれて盤石の立場が得られる、
…などということはありません。

よって、当時嫌われていた(ように感じた)ことも、それほど気にしていたわけではないのですが、
本日、たまたまその以前の職場に立ち寄ってみたことで、

そうやって「所属員として受け入れてくれなかった人」というのも、
ひとたび職場が変わったらもう「所属員」ではなくなるので、
何事もなかったかのようににこやかに受け入れてくれたりするんだな、ということを発見して、たいへんに驚きました。

そこでハッと気づいたのですが、

そもそも生月中殺というのも陰占の要素なので、立場が揺らぐ・立場が不安定になる、という「外形的事象」が起こるだけのことであって、
そこに苦しいとか嫌われるとかいう意味があるわけではありません。

ただ、立場が揺らぐ・不安定になる、ということのオーソドックスな意味というのが嫌われるとか左遷されるとかいうことにつながりやすいというだけであって、
意識的に立場を揺らがせ不安定な立ち位置をつくってしまうとか、意識的に所属意識を持たずに過ごすとかしてしまえば、実はそのほうが充実と満足のある道に進みやすかったりします。

例えば、
私は今子会社に出向中なのですが、そんなふうに「正式な所属員ではない」ということをもって安定し、満足感のある働き方ができるとか、
いつクビになってもいいようにいろいろ備えることで、「正式な所属員」っぽくないマイペースさでもって働くことで充実した働き方ができるとか、
そんなふうに、「カタチ」を合わせることでいくらでも対応のしようがあるのが陰占というもの。

そういうことはよくよく分かっているつもりだったのですが、
うまくいかなかったその「同じ人」でも、関係や立ち位置が変わることで、

つまり、
同じ組織に属していて、同じ所属の立場である場合には、嫌われたり相容れないという現象が起こるけれど、
その組織から離れれば、別の所属の立場になるので、そういう「嫌われる」とか「相容れない」という現象が消えるということ。

そしてそれは陽占ではなく陰占の要素に起因しているので、感情を介していないがゆえに、
立場が変わればまるで何事もなかったかのように親し気にされることもある、ということ。

この意味、分かりますでしょうか。
これまで気づかなかったのですが、これはけっこうおもしろく、そして本質的な気付きである気がします。

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