『「変化の正しい側にとどまれ」。
そうではない株式や債券投資は、割安なままの「バリュートラップ」に陥ると警告する。成長株で脚光を浴びたウッド氏からの、バリュー(割安)株投資に対する痛烈な批判だ。』
これは、大晦日の日経にあった、
『テスラ株で駆けた「すご腕」運用者の未来図(NY特急便)』という記事からの引用です。
なるほど、そうやって二極化が進んでいるのか。
…と、この文章を読んで合点がいきました。
「割安」を選んで永遠にラットレースのトラックを走り続ける人たちと、「変化」を捉えて未来に向かうトラックに移り次元を上げていく人たち。
かつてバリュー株投資というのは「投資の王道」であったわけですが、何事も「みんな」が目指し始めた途端にその「王道」はラットレースのトラックになっていくもの。
コマーシャルの時代、
ネットの時代、
情報が氾濫する時代というのは、
こんなふうに価値の変容を加速する時代なのだな、
と、つくづく思います。
パレートの法則は森羅万象の法則、普遍の法則であるわけですが、
かつて2割の特権を持つ人たちだけが手にできていた「価値あるもの」が、
コマーシャルに乗り、ネットに乗ることで、8割の人たちにでもできるようになる時代になると、
その価値あるものの価値は希薄化し、大衆化して本来その「価値あるもの」に備わっていたはずの特別感のようなものが損なわれます。
高級住宅地に住むとか、
良い学校に入るとか、
ブランドものを身につけるとか、
そういうのも、そうしたものが尊ばれた時代に比べると、その価値は大分損なわれた感がありますね。
どこで知り合いになったのかよく覚えていないけれど、
日々Facebook上に参考になることを書いておられる河辺よしろうさんというコンサル業の方がおられます。
本もたくさん書いておられる方でもありますが、
新年、
『2021年は、キャリアだと思って仕事をしている人が駆逐されます。
金儲けやキャリアだと思って生きている人は時代の変化からすべて取り残されて、ミッションだと思って仕事をしている人だけが生き残ります。
経営者もサラリーマンもね。
2020年は、経営者にとって今までにないくらい厳しい時代になります。
しかし、ミッションとして取り組んでいる人は飛躍的に成長できるチャンスの年になるでしょう。』
…ということを書いておられて、確かに、と思いました。
金儲けやキャリアを目指して生きていけば、
これまで通り、「ある程度」の金儲けやキャリアは手にできるような気もしますが、
ミッションとして取り組んでいる人たちは、
それよりも遥かに速いスピードで飛躍していく感じがこのところ確かにあります。
「駆逐」とは、
そうやって相対的に起こるものなので、
硬い頭でこれまでの価値観に固執していると本人の気づかないところで起こるような気がします。
あるいは、
誰かのふる旗🚩についていくだけの人とか、
誰かの敷いたレールに乗っていくだけの人🚃とか、
そういう人も知らないうちに「駆逐」されていくだろうと思います。
なぜならそれらはいずれも「8割」の生き方だからです。
時代によって、
8割だったものが2割になり、2割だったものが8割になり‥と、その割合は日々反転しています。
それはあたかも、陰陽の割合がが日々絶え間なく変化しているよう。
そんなことを考えつつ、
易というのがなぜ為政者に尊ばれたのかということが腹落ちしました。
今年は「2割の人ならどう考えるのか?」という視点をこれまで以上に大切に過ごしていきたいな、と思います。
進化の螺旋の先頭を、エッジぎりぎりのところで突っ走るのは多分その2割よりも少ない2%の人たちなのだろうと思いますが、
そこでしか見えない「変化の姿」というのがあるように感じています。
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